富山中央税理士法人 いいもり事務所 代表税理士 飯森康就氏
富山中央税理士法人 いいもり事務所 代表税理士 斉藤 良氏

株式会社MAP経営の新企画「大合戦の日」は、未来会計業務事業化を目指す会計事務所を対象にした年間サポートプログラムである。従来の研修では提供できなかった、MAS監査をはじめとした未来会計の【提案】【運用】の課題解決を目的に、PDSサイクルのSee(アクションの評価・改善)に特化した企画である。戦国時代の将軍が戦況に応じて早めに手を打ったことから「合戦の日」という名前で展開されている当企画は、2020年に先行して金沢で第1期が開催された。当企画に参加された富山中央税理士法人 いいもり事務所の飯森康就氏と斉藤 良氏にお話を伺った。

── 事務所の変遷と「大合戦の日」参加の経緯についてお聞かせください。

飯森 当事務所は私の父が創業した事務所です。父から事業承継をし、現在2代目として経営を行っています。そのため新規の顧問先を増やすよりも、父の時代からのお客様を引き継いで大事にしてきた経緯があります。

しかし、時代が変わればお客様のニーズも変わるため、記帳代行や決算申告など従来の税務会計業務だけではお客様のニーズに対応できないという思いから、10年ほど前にMAP経営シミュレーションシステム(以下、MAPシステム)を導入しました。導入したところまではよかったのですが、受け身の姿勢で、お客様から「経営計画を立ててほしい」という依頼があったときに思い出したように使うくらいでMAPシステムは宝の持ち腐れになっていました。

当然MAS監査件数は0件でした。そのようななか、MAP経営さんが北陸で1年間サポートをしてくれるというお話をいただきました。これからアフターコロナで顧問先からの経営計画の需要が増えてくるだろうから、そこにしっかりとMAPシステムの活用とノウハウを身につけて対応できるようにしたいと思い、「大合戦の日」に参加することにしました。

研修会に参加をすれば学びはあるのですが、時間が経つと日常業務に追われて学んだことを実践に落とし込めていませんでした。その反省から、1回限りではなく1年間継続して取り組むことで、未来会計業務を実践する道筋が見えてくるのではないかという期待感を持っていました。

飯森康就先生と斉藤 良氏
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「大合戦の日」成果発表会での飯森康就先生(左)と斉藤 良氏(右)
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