皆様、いつも大変お世話になっております。本コラムを執筆しているのは9月上旬ですが、まだまだ暑い日が続いております。皆様はいかがお過ごしでしょうか。こまめな水分補給を心掛け、体調を崩さないよう、日々の活動に励んでいただければと思います。
最近、会計事務所においてDXへの取り組みが活発化していますが、それを推進するうえで、いくつか課題を感じる部分があります。その課題として、今回は以下の2つを挙げさせていただきます。

①デジタル人材の不足
DXを推進するためには、デジタル技術を理解し、活用できる人材が必要です。しかし、会計事務所には、デジタル技術に精通した人材が不足しているケースが多く見られます。
②ツールと人材のコスト
DXを推進するためには、デジタルツールやサービスの導入、利用にコストがかかります。また、DX推進に伴う業務プロセスの見直しや、社内体制の整備にもコストがかかります。

これらの課題を一部解決できる取り組みとして、私は以下を考えています。

①人材の育成・活用方法
会計事務所は、デジタル技術に精通した人材を育成するために、研修や教育を充実させる必要があります。
また、最近では業務委託として在宅ワーカーなど、デジタル関係に強い専門家を活用して改善する方法も増えているように感じます。
②コストの削減
DXを推進するためのコストを削減するためには、クラウドサービスやオープンソースソフトウエアなどの活用を検討してはいかがでしょうか。また、業務プロセスの見直しにより、無駄な作業を排除することも重要ではないかと思います。

今年度、当社では所長先生やスタッフ様向けに、DX関係のセミナーやDX化を推進し、上手に活用している事務所の見学会を多く企画しています。そこでは事務所経営、DX化のヒントが得られる情報を発信しておりますので、よろしければ所長先生とスタッフ様もご一緒にご参加いただければと思います。
今回は会計事務所のDX化についてお話しさせていただきました。それぞれの事務所の経営方針や目標によって変わってくると思いますので、会員の皆様もご自身の事務所に合ったDX化を取り入れていただければと存じます。
弊誌では、引き続き会員の皆様に役立つ情報を発信してまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

瀬底正弥(営業企画部)

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