2021年に入りました。
 そしていきなり1月7日には新型コロナウイルス感染拡大による「緊急事態宣言」が発令されました。昨年4月以来、2度目となります。
 2020年は、この新型コロナウイルス感染拡大で激変の一年でしたが、今年もその流れは変わらないということでしょうか。しかし、2020年で「学んだこと」もたくさんあります。今回は、それを活かしていくことが大切だと思います。
 これからの社会は、オンライン化による働き方と会社の在り方が問われます。これは、どの業種にもいえることで、もちろん会計事務所の皆様も当社も同様です。
 年始のメッセージのやりとりのなかで、ある税理士の先生が、「会計事務所は『変化対応業』」だと仰っていました。事務所自体の変化もそうですが、そのお客様である中小企業や個人の方の変化を後押しすることで、その存在価値を示す時だと私は受け取りました。
 いずれにせよ、2019年には誰もこのような事態を予想できなかったのですから、変化することに躊躇してしまうことはしかたのないことです。怖いですからね。
 しかし、いつまでも躊躇していたら、生き残れないかもしれません。柔軟に、そして前向きに変化を受け入れて進みましょう。
 前回のコラムでも書きましたが、2019年に設定した当社のコミュニケーションワードは「“変わりたい”に、応えたい。」です。2020年は本当に応えられたのか、自問しています。まだまだ変わっていく社会に、あらためて当社の在り方も変えていかなければなりません。
 奇しくも上記のコミュニケーションワードを設定した2019年に、20年来掲げている経営理念の「お役立ち」をベースに、「『みんなに慕われる会社』になる」というビジョンを設定しました。その当時は意識していなかったのですが、今思えば、情報・繋がりに価値を見いだしていく「風の時代」での当社の在り方を明確に示していると感じています。
 まずは、当社が本来持っている強みや特徴を振り返り、新しい時代にそれをどう活かしていくのかを考えます。それは「やること」と「やらないこと・やめること」をしっかり明確にしていくことから始まるのではないかと思っています。
 皆様はこれからの時代に向けてどのように考え、動こうとしていらっしゃるのでしょうか。
 今年はリアルやオンラインで、多くの皆様のお考えも伺っていきます。そして、そのような情報をより多くの「変わりたい」皆様と共有したいと思っております。
 お声がけさせていただいた際には、どうぞよろしくお願いいたします。

株式会社実務経営サービス
代表取締役社長 板垣 誠

こちらは 実務経営研究会会員 用記事です
すべての記事が読める「実務経営研究会会員(有料)」へご登録いただくと続きをご覧いただけます。