皆様、平素より大変お世話になっております。新型コロナウイルス感染症の猛威が続くなか秋も深まり、10月も末となりました。本年のスタート時から続く感染症の影響は多々見受けられます。そのようななか季節の変わり目となり、寒暖差も大きくなっていますので、どうかご自愛ください。
今回は読書の秋にちなみ、私の愛読書をご紹介したいと思います。その本は『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略』(リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット著/池村千秋訳/東洋経済新報社)です。
終身雇用の崩壊、IT技術の進歩、情報の流通により変化に適応しなければ、長く働き続けるのは難しい社会となっています。ある海外の研究によると、「日本では、2007年に生まれた子供の半数が107歳より長く生きる」と推計されていますが〔人生100年時代構想会議中間報告(平成29年12月)〕、労働資産には年齢という限界があります。また不健康で孤独な老後となると、健康資産にも注意が必要です。食事・運動・睡眠のバランスも課題といえるでしょう。そのような状況下で差別化を図るには、「無形資産」が最も重要なポイントになるのではないでしょうか。
人生が流動的になることで、何かを選択する際には「人」で選ばれる時代がくると感じています。RPA、AIが多様化してくれば、変化に適応できない人材が淘汰される可能性は十分にあります。さらにウィズコロナ社会が続くことで、人材価値を高めるには、差別化ができる人財に向けてアクションを起こすことが必須となるでしょうか。
結論からいえば、最後は「信頼残高」がものをいう、そのような時代に近づきつつあるのではないでしょうか。400ページを超すボリュームですがとても内容が濃く、読み応えがあると思います。
大切なことでお伝えできないことはまだまだあります。YouTubeでの解説動画やオーディオブックもあります。最も効率のよいおススメのインプットは「移動中に耳から」です。時間も上手に活用でき、1日60~90分確保できるだけでも違います。学び続ける姿勢と、アウトプット前提のインプットが未来を切り開くと感じています。
末筆となりますが、これから寒い時期を迎えます。新型コロナウイルスに加え、インフルエンザが流行しやすい時期にもなってきます。「Go Toトラベル」は東京発着がスタートし、県外への移動が今後は増えていくと思いますが、感染予防や免疫力を高めることを徹底していただければ幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。
刀祢文秋(営業企画部)
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