平素より大変お世話になっております。
 平成最後の確定申告業務の最中、ご多忙と存じます。インフルエンザや花粉症なども流行しております。どうかお体にはお気をつけくださいませ。
 さて、最近ご面会の機会をいただく会計・税理士事務所の方々のお話を伺うと、大きく3つに分かれます。
 まず1つ目は「働き方改革」です。
 伸びている事務所の所長先生にお話を伺うと、ゴールデンウィークやお盆などの休暇が長期であったり、従事する職員の方を大切にされていると感じます。しっかりとしたES(employee satisfaction、従業員満足度)を考えながら、規模も拡大されています。働いている職員が辞めない組織づくりを徹底され、職員の皆さんの明るい気持ちがCS(customer satisfaction、お客様満足度)にも現れているのだと、大変勉強になりました。
 2つ目は「仮想通貨」です。
 先日、仮想通貨の会計・税務についてのセミナーを開催し、多くの先生方にお越しいただきました。このセミナーは、お客様から仮想通貨について相談されるようになってきたが、どのように対応すればよいのかという内容でした。税理士資格を所有しながら仮想通貨の専門会社を立ち上げ、会計ソフトベンダーなどとも共催し、全国津々浦々のセミナーに登壇し、活躍されている先生もいらっしゃいました。
 最後は「M&A」です。
 直近で経営統合(M&A)をした若手の先生とお話しする機会がありました。お互いの良さを伸ばすために経営統合し、双方のメリットを考えながら、さらに飛躍的に伸ばす仕組みが出来上がったノウハウをお聞きしました。
 特に印象深かったのは、お互いの波長が合うという点です。それによって信頼関係が成り立つのだという、M&Aの根幹を理解することができました。とても固い絆で結ばれている関係には感銘を受けました。
 どの会計・税理士事務所にも時流に沿った経営を実践し、業界を盛り上げようとする先生が多々いらっしゃいます。顧問先の廃業の流れが進むなかで、税務ではない取り組みを実践している先生方とも、今後はたくさんお話しする機会を賜りたいと思います。
 まだまだ20代の若輩者ではありますが、業界を盛り上げるための「お役立ち」をさせていただければ幸いです。
 末筆となりますが、まだ寒い日が続いております。どうかお体にお気をつけてお過ごしくださいませ。
 引き続き、よろしくお願い申し上げます。

刀祢文秋

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