平素より大変お世話になっております。
 この原稿を書いている今日現在、東京では桜も満開を過ぎ、そろそろ散り始めたところもあるようです。汗ばむような日もありましたので、お花見をされた方も多いのではないでしょうか。
 また、暖かくなったと思いきや寒い日が続く日々に、体調を崩された方もいらっしゃるのではないかと思います。気温の変化がめまぐるしく、体調を崩しやすい季節でもありますので、体調管理には十分お気をつけください。
 さて、私事ではありますが、先日のお彼岸期間に、地元の石川県・能登半島へ帰省をしてまいりました。北陸新幹線の開業に伴い、東京−金沢間を約2時間半で移動できるようになり、大変便利になりました。ただ、能登半島は金沢からさらに高速バスで2時間かかるへき地で、過疎化が進む一方です。後継者が不在のなかで中小企業の廃業が進み、新しい取り組みに挑戦できる環境もない現状が続いています。
 実家が自営業をしている関係で、今回の帰省中に、顧問をしていただいている税理士事務所の方とお話しする機会に恵まれました。私が最後にお会いしたのは学生時代です。そこから約10年の月日を経て、久しぶりの再会を喜びました。謙虚で誠実なお人柄を貫く姿勢で顧問先を支援し、たくさんの顧問先を担当されるなかで、信頼関係を大切にされているところは、社会人になった私も常に見本とさせていただいております。地方の田舎ではありますが、その姿勢を根本に持って業務される姿に感銘を受けつつ業界のお話ができ、あっという間に時間が経過してしまいました。
 地方は新しい文化を受け入れにくく、私の地元の地域も例外ではありません。そのようななかでも、前向きに地元の活性化に取り組んでいこうという方を、今後もご支援させていただければと気持ちを新たにしております。
 4月1日には、新元号が「令和」に決まりました。私が生まれた平成が終わりを迎え、新しい時代が到来いたします。
 変化に対応できる、時流に沿った事務所経営や取り組みが求められています。今後もそういった方々へのお役立ちを忘れず、日々従事してまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

刀祢文秋

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