株式会社エアロスペース CEO
川久保文佳

私はSAKEPAⓇという日本酒の蔵を応援する団体を運営している川久保文佳です。

日本独特の製造方法を有する文化的な価値が高い酒蔵がどんどん減っていっています。SAKEPA®では、そんな日本酒の酒蔵が伝統を守り伝えながら、味わいや技術を後世に引き継げるよう、さまざまなプロモーションやイベントを行っています。

今回は「車多酒造」についてお伝えします。能登半島沖地震においては、車多酒造も被災しました。蔵人が被災し、造りが大幅に遅延しました。能登半島の復興には時間がかかります。私もですが、ぜひ小さなことでも継続的な支援をお願いいたします。

車多酒造は自らも被災しましたが、能登半島で被災した酒蔵を助け、全壊した櫻田酒造(石川県珠洲市)さんを支援し、共同醸造を行っています。また、数馬酒造(石川県鳳珠郡能登町)さんの醪を引き受けて、委託醸造も行っています。

今回お伝えしていくのは、車多酒造の酒蔵について、そして、もうひとつは3月に行われた「車多酒造」と「メゾンポール・ボキューズ代官山」のコラボイベントについてお伝えしていきたいと思います。

「車多酒造」は石川県白山市に位置し、創業は文政6年(1823年)になります。現在の代表は、8代目の車多一成氏です。

「車多酒造」の酒造りの特徴として、大きく3つの特徴があります。それは、「土地」「人」「酒質」です。

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