関東も梅雨入りして、うっとうしい雨の日が続いています。雨がなければ作物も実りませんが、あまり大雨になるのも困りものです。
さて、確定申告、3月決算も終わり、会計業界としては少し落ち着いた時期に入ったのではないかと思われますが、先般久々の取材で、名古屋の税理士法人コスモスさんをお訪ねしました。
初めて税理士法人コスモス代表社員の鈴木先生に取材をしてお話をお聞かせいただいたのは、17~18年前ではなかったかと思います。その当時でも、職員さんは30人前後で売上がおよそ6億円弱、1人当たり約2000万円の売上を上げていらっしゃいました。素晴らしい生産性です。また、成果配分という考え方に基づき、その当時としては画期的な給与制度を作られていました。
そのビジネスモデルの素晴らしさを多くの会計業界の方々に知っていただきたく、弊社から『ひとり2000万円を稼ぐ会計事務所の作り方』という書籍を刊行いたしました。おかげさまで、大変多くの皆様にお読みいただき、大きな反響を頂きました。
それから10年が過ぎ、現在の税理士法人コスモスさんがいかに成長されたのか、いかに変革されたのかを今回の取材でいろいろと伺ってきました。
なんと1人当たりの生産性は3000万円と、驚異的な数字となっていました。現在職員さんは45人、税理士法人の総売上は14億円超!! 詳細は弊誌来月号をご覧いただければと思いますが、常識を覆す結果となっていました。
もちろん、結果としての数字だけではなく、成果配分制度をさらに昇華させた成果給与制度、これを支える人事制度、高付加価値のコンサルティング業務、そして何よりも職員一人ひとりが経営者意識を持って仕事に取り組むための徹底した意識改革研修の継続と、弛まぬ努力の成果がここに表れたのだと強く感じる取材でした。
そして、鈴木先生は昨年『ひとり3000万円を稼ぐ会計事務所の作り方』を上梓され、税理士法人コスモスの生産性向上ノウハウの集大成とされました。
今秋には、この税理士法人コスモスさんの事務所見学会を企画しています。ぜひ、多くの会員事務所の皆様にご参加いただき、今後の事務所経営のお役立ちの一助としていただければ幸いです。
今後とも、実務経営サービス、実務経営ニュースをよろしくお願い申し上げます。

株式会社実務経営サービス
代表取締役会長 中井 誠

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