いつも皆様には大変お世話になっております。学校や職場では新年度が始まりました。コロナ渦でここ数年は行動が制限されていましたが、確実に人の動きや流れが感じられるようになってきました。そんな世間の変化を感じつつ、新年度を迎えたと思ったらあっという間に時は過ぎ、ゴールデンウイーク、そして、読者の皆様にとって繁忙となる5月を迎えようとしています。
今年の確定申告は通常の提出期限だったこともあり、ごくごく一部の先生から、「今回はギリギリ! 少し手間取った!!」といったつぶやきを耳にいたしました。3月決算、5月申告に対応されていることと推察いたしますが、無事に乗り切っていただきたいと思います。応援しています!!
昨年の秋から、会計事務所の事業承継支援サービスを提供していたM&A研究部会を改め、新たに「会計事務所事業承継推進センター(通称ABP)」を開設しました。私は本センターの担当として、本年度も日夜活動していく所存です。
コロナ禍の影響は、まさに会計事務所経営における課題のひとつであり、事業の承継についてご相談をいただきます。特にご年配の所長をはじめ、以前にも触れましたが、50代の所長からも今後の事務所経営や事業承継に関するご相談や情報を求められるケースが増えています。
今回、相続・事業承継をテーマにアローズ税理士法人の取材をしました(本号52ページ~)。事務所永続のために親族外承継を実現させたいという思いをお持ちの所長先生が、どのようにして次期後継者と巡り合ったのか、そして今後の展望などを伺いました。私も取材に同席させていただきましたが、大変勉強になりました。
巡り合えた運のよさを、記事ではサラッと紹介していますが、巡り合うまでたゆまぬ努力をされたからこそ、現在があるのだと思います。もし、詳しくお知りになりたいという方がいらっしゃいましたら、「つぶやきを見たよ!」をキーワードに、私までご連絡ください。
さて、前回でも触れましたとおり、今年度開催するセミナーやイベントは、会計事務所の見学会に注力しています。定番企画はもちろん、新たな事務所見学会の企画も続々リリースしていますので、弊社サイトをチェックしていただければと思います。
会計事務所事業承継支援センターでは、会計事務所の事業承継問題を抱える先生方を支援するため、他社とも協力・連携して支援に努めてまいります。その第1弾として、5月22日に東京で、主催はビジネス会計人クラブ様、弊社は協力・サポートとして、「会計事務所事業承継・M&Aの本音と現状」と題して、セミナー型のパネルディスカッションをリアル開催いたします。
今回は会計事務所の「事業承継」をテーマに、後継者選定のポイント、事務所譲渡の進め方について、その道の専門家が集まり、生々しい現実や実情をお話しいただきます。ぜひ、ご参加ください。

営業企画部 加藤 剛

こちらは 実務経営研究会会員 用記事です
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