いつも皆様には大変お世話になっています。
新型コロナウイルスの感染が収束していれば緊急事態宣言解除となったであろう2月の上旬、街も社内も静かなオフィスで本稿を書いています。新規感染者数はここ数日減っており、一日も早い解除と日常生活の回復を願いながら活動しています。とはいえ、この3月、4月の行事は軒並み中止や変更を迫られている状況にあります。
また、会計業界では、2020年(令和2年)分の所得税確定申告書の提出期限が、2021年4月15日まで延長されました。読者の皆様はこの道のプロですから、申告期限が延長されようとも、「延期でよかった」と思われる方は少ないのではないでしょうか。なかには、今のコロナ禍における状況が逆に、「合理的に資料の収集や回収ができるようになり楽勝!」という事務所様もいらっしゃるかもしれません。
さて、この新型コロナウイルスの影響で、変化が苦手といわれがちな会計業界においても、ITや各種ツールなどの活用で、働き方に変化の兆しが感じられます。私も、これまでは事務所様に訪問させていただき、当社の活動の紹介や情報交流を行い、BMS会員の案内や弊誌の取材などが主な活動でした。ですが、コロナ禍においては、面談・打ち合わせはウェブ対応が完全に定着したと実感しています。昨年の本稿でも、ウェブ面談におけるポイントに触れましたが、お客様に商品・サービスの「ニード」がなければ、新規営業はこれまで通りの営業手法では決して通用しないと考えます。
そこで、会計業界の王道営業手法「ご紹介」は、新規でも確実性が高いといえます。「ご紹介」を頂くには、商品力・サービス力は当然ですが、その窓口となる担当者の人間性やお客様との関係がとても重要です。そこで、 最近読んだ『完訳 7つの習慣~人格主義の回復』(スティーブン・R・コヴィー著、キングベアー出版)で印象的だった一文を紹介します。
「人格の土台ができたら、その上にWin-Winの人間関係を築いていくことができる。
Win-Winの人間関係の本質は信頼である。信頼がなければ妥協だ。心を開いて学ぶことも、気持ちを理解しあうことも、本当の創造力を発揮することもできない。
しかし、信頼口座(得た信用をお金にしたたとえ)にたっぷり預け入れしてあれば、お互いに相手を信頼し、尊重しているから、相手がどんな人間か探る必要もないし、相手の性格や立場にとらわれず、すぐ目の前の問題そのものに意識を向けることができる。」
先日、急成長している会計事務所の幹部の方たちの取材に同席し、彼らの仕事や事務所、スタッフたちへの想いや取り組む姿勢などについてお話を伺い、「人格」があるからこそ、問い合わせだけでなく新規ご紹介も多いのだと、上記の内容と結びつきました。
当社の理念である「お手伝い」や「変わりたいに応えたい」に沿った活動は、信頼口座の貯蓄活動と考えています。先行き不透明なこれからを過ごしていくために、自分という人間性を高める努力を怠らずに活動してまいります。

営業企画部 加藤 剛

こちらは 実務経営研究会会員 用記事です
すべての記事が読める「実務経営研究会会員(有料)」へご登録いただくと続きをご覧いただけます。