平素よりお世話になっております。2022年もよろしくお願い申し上げます。
新型コロナウイルス・オミクロン株も昨年からの市中感染の報道など、徐々に猛威を振るい始めています。インフルエンザとも相まって徐々に感染者が増えていますので、皆様もどうかご自愛ください。
早いもので2020年の2月から国内へ広がった感染も、2年が経過している状況です。この2年という月日は、今までの“当たり前”の概念を根本から変えてしまいました。ウェブ面談で便利になった半面、人との対面コミュニケーションは疎遠になり、信頼・信用ができるか、理解が難しい社会になっているのではないでしょうか?
そこで、今回はコロナ禍にも負けず人財価値を上げる、「一流の雑談力3選」についてお話しさせていただきます。リアルでの面談が少ない現状では、「またこの人に会いたい」「この人にお願いしてみたい」と相手に感じ取ってもらうことが重要になると思っています。今回は特に重要ポイントとなる3つをご紹介させていただきます。
1.相手に話してもらう
基本的に、人は「話を聞いてくれる人を信用する」という習性があります。他人の話にはそれほど興味がない生き物で、自分を理解し承認欲求を満たしてくれる人を優先します。ということは、話題の中心を相手に置いて傾聴することができれば、それだけで信用してもらいやすくなります。相手7、自分3の割合が理想的といわれています。
2.相手との共通点の違いを楽しむ
相手の趣味、好きな内容を「面白いですね+5W1H質問」で広げます。先ほどの記述通り、人は自分以外のことにはほとんど興味がない生き物です。例えば相手がゴルフ好きの方であれば、「ゴルフ面白そうですね!+いつからされているのですか?/場所はどちらでプレーするのですか?」と返すことで、相手の方は気持ちよく話をすることができます。パターンを知ると、全く知らない内容でも会話を楽しむことができて、相手からの信用も上がるのではないでしょうか。
3.褒める言葉+接続詞+質問
相手の話を認める、理解すると同時に、“褒めること”がとても大切です。例えば、「肌がとてもきれいですね! ちなみにどんなケアをしているのですか?」といった内容です。褒める言葉に「ちなみに〜」「ということは〜」「そうすると〜」などの言葉でつなげた質問で返します。
頑張っている部分を褒められて嫌がる人はほとんどいません。そこに気付ける、気付けないで、大きく人間関係も変わるのではないでしょうか。
以上、一流の雑談力3選についてお話しさせていただきました。昨今の会計業界でよく耳にする「現状維持は後退」という言葉。その言葉が直近では、「向上しないと現状維持すらできない」と言われるようになっています。他人を変えることは難しいですが、「自分が変わることで他人も変わってくれるかもしれない」ということはとても大きいと思います。
日頃より雑談力を磨きながら、人財価値アップに向け自己研鑽してまいります。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

刀祢文秋(営業企画部)

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