平素よりお世話になっております。11月に入り寒い日が続いていますので、皆様ご自愛ください。本年は新型コロナウイルスとインフルエンザのダブル流行との報道もありますので、年末調整、確定申告業務などの多忙な時期を控える会計事務所の皆様には、より一層気をつけていただきたいと思います。
かくいう私も今秋はコロナに感染してしまいました。熱が39度まで上昇し、味覚障害も発生して、もしや……と思っていたところ、翌日のPCR検査で陽性が判明しました。感染後は、東京都が推奨する5泊6日のホテル療養を選択しました。お弁当が3食出て、なおかつ療養できるプランに魅力を感じていましたが、ふたを開けてみると、食事の受け取り以外は部屋の外に出ることができず、窮屈さを感じてしまったのが実情です。換気も原則禁止されており、外に出られないことの苦しさを肌で感じました。療養後には元の生活に戻りましたが、体の感覚はすぐに戻らず、味覚障害が続いていましたが、今は全快しています。
今回の感染で気づいたことが2点あります。 1点目は「食事量」です。体力が落ちることで免疫力が下がり、感染した可能性があります。食生活には気を使っていたと思いますが、あまり量を食べるほうではなかったことから、それが免疫力を下げ感染の原因につながった可能性があります。日々食べるものに対する意識は大切ですが、今後はしっかりと量を摂取するように改善していきたいと思います。
2点目は「休養」です。日々の体と精神の疲れの蓄積が要因ではないかと感じています。もともとあまりジッとしていることが苦手で、効率的に空いた時間を活用するあまり、休養は毎晩寝る時だけという生活シフトになっていました。やはり見えない部分に疲労の蓄積があって、たしかに感染前は疲れがたまっていたように感じます。睡眠の質を改善するとともに、日常生活のなかで休養を設ける工夫を考えていこうと思っています。
体のコンディションが思わしくなかったり、元気がなかったりすると気力が落ち、集中力の低下なども招くことを実感しました。体力面、精神面での自分自身の限界を知ることができたこと、考える時間ができたことなどはとても貴重な体験だったと思います。
実際に自分が感染して気づけたことはたくさんあったと思います。「まず体験してみてから思考する」。今回は感染からのヒントでしたが、そこからの気づきは多く、日々の生活にも変化を与えてみようと思います。皆様も感染にはお気をつけください。そのうえで日常に転がるヒントを大切にしていただければと思います。

刀祢文秋(営業企画部)

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