いつも皆様には大変お世話になっています。連日暑い日が続きますが、今年は特に暑いのかと昨年の掲載内容を確認したところ、「メディアなどで関東地方は『危険な暑さ』と言い表されている暑さ」ということで、今年も温暖化や都市化の影響で気温が底上げされていると感じました。
また、会計事務所の事業承継についてもお伝えしていました。この1年、ご相談は確実に増えています。会計事務所の経営はますます厳しい時代に突入しています。そのうえ、新型コロナウイルスの影響、顧問先企業の倒産・廃業、顧問料の値下げ要求など、そのほかにもさまざまな要因があるかもしれませんが、会計事務所にも影響が及んでいると感じます。
そのようなことから、ご年配の所長先生をはじめ、最近の傾向では50代の所長先生からも、今後の事務所経営や事業承継に関するご相談を頂きます。誰に託せばよいのか、事務所を経営していて、自分の代で終えようか、どのように次世代につないでいこうかを考え、悩む方が少なからずいらっしゃるのも事実です。そのようなお悩みのご相談では、「第三者へ託す考え」をご提案させていただくことがあります。
弊社が運営する会員組織となる実務経営研究会では、「M&A研究部会」という分科会を立ち上げ、これまでに80件ほど事業承継のお手伝いをしてきました。単に事務所の拡大や利益追求のみを目的に行われるM&Aとは一線を画します。譲り渡す先生にはハッピーリタイアメントとなるように、譲り受ける先生には従業員数や規模の拡大目的だけではなく、従業員満足度の向上、何よりもお客様に喜んでいただける効果的な統合支援を意図しています。
一つひとつ思い返せば、譲り渡す所長先生がこれまで育て上げてきた事務所ですから、いざ、譲渡の意思決定ともなると「本当にいいのか!?」と揺れ、迷ったりしました。譲渡される所長先生のお気持ちを察するなら、その先生の人生に深く関係する大きな決断となるわけですから、仲介の一担当者たる私も、その気持ちに応え、ご満足いただけるようサポートに努めてきました。
今後ますます増えるであろう会計事務所の事業承継のご相談にお応えすべく、M&A研究部会を「会計事務所事業承継センター(略称ABP)」と一新し、情報、コンテンツ・サービスの充実を図り、さらなるお役立ちに努めてまいります。恐らく立ち上げは9月頃になるのではと思いますが、事業承継にまつわる話、ご相談やお悩みがございましたら何なりとお申し付けください。
また、10月6日(木)に大阪で「安心」「信頼」「継続」で成功する会計事務所の事業承継についてのセミナーを開催いたします。講師は弊社代表取締役会長の中井 誠が務めます。コロナの状況にもよりますが、リアルセミナー、そして、大阪でのセミナー開催は久々です。西日本の皆様、ご都合がよろしければ、ぜひ、お越しください。
もちろん、何かお悩みがあれば、私からも伺わせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。引き続き、何卒よろしくお願い申し上げます。

営業企画部 加藤 剛

こちらは 実務経営研究会会員 用記事です
すべての記事が読める「実務経営研究会会員(有料)」へご登録いただくと続きをご覧いただけます。