平素よりお世話になっております。10月より全国の緊急事態宣言、まん延防止等重点措置がともに解除され、人の波も都心部では大きく増えている気がします。金木犀も香り始める秋の季節、自粛疲れから国内旅行も計画されている方もいらっしゃるかと存じます。朝は冷え込み、少しずつ寒暖差も大きくなり始める時期です。どうぞ体調にはお気をつけてご自愛ください。
さて、今回は「行動力」をテーマにお話ししたいと思います。結論は「行動力は3種類」あるということです。どんなに戦略を練ったところで、行動力・実践力が伴わないと全く意味がありません。考えるよりまず行動が大事と、情報をインプットしているときには至るところで目に留まります。「まず動いてから考える」ことについては、最近では意識しながら日々を過ごすことができています。今回はそのような行動力について、3種類のパターンに分けて紹介させていただきます。
1.考えずにまず行動する
成功者に圧倒的に多いのはこの部類の人です。ただやみくもに動いていればいいというわけではありません。チャンスと感じた際には、まず動く→行動しながら思考する→形(商品・サービス)にしていく。この一連の流れができている方が多い印象があります。やるか、やらないか悩むときは素直にやってみる。途中でやめてしまっても、経験・体験と考えることができます。前提は、取りあえずアクションを起こすことです。
2.考えるだけで行動しない
2つ目は、私もなりがちなこの部類です。頭の中では理想を描いているが、現状維持を選んでしまうタイプです。机上の空論で終わり、頭でっかちにもなりやすくなります。やらなければと思っているだけで動かないのが特徴で、現実からも言い訳をして逃げたくなります。そんなときはセルフコントロールを意識して、自分自身のタスクに期限を決めてアクションするように心掛けています。週一や月一のセルフマネジメントは効果的です。
3.考えも行動もしない
最後は“何もしない人”です。言われたことだけをやっていて、何も思考・行動に移さない人です。特徴としては、現状や環境に不満・不平を抱き他責にする傾向があり、自らを変える習慣を持たずに思考停止になりやすいことです。アドラー心理学でも「他人は変えることはできない」とあるように、他人を自分が思うように変えることは不可能です。そのような人が身近にいる場合は距離を置いたほうがよいかと存じます。
コロナ禍ではリアルでの人との出会いが激減していることもあり、先の見えない不安を感じます。偉大な人たちと渡り合えるよう、私はオーディオブックやYouTubeで移動中などにインプットする習慣を大事にしています。リーダーシップや思考力、モノの捉え方などのヒントをたくさん得ることができています。
とある本には、読書→失敗の7割回避という法則の記載がありました。こういうときにこれは失敗パターンだなと、事前に予防回避できることがメリットです。全ての失敗を軽減できた人が専門家・プロであり、失敗をしにくくなるとの言葉もありました。
生涯学習を目標に、今後も自己研鑽に励んでまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
刀祢文秋(営業企画部)

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