フランクリン・プランナー・ジャパン株式会社

「人生は手帳で変わる」と聞いて、「そんなことはできない」と思われたかもしれません。しかし、あなたの人生を変えることができるのは、ほかの誰でもなく、あなただけです。つまり、これからの人生をどう歩んでいくのかを考え、計画することから始まるのです。そう考えれば、自分のやるべきことを考え、計画を記すこと、つまり、手帳に何を書くかによって、人生は左右されるというのは、間違いではないでしょう。人生を変える手帳について考えていきましょう。

限りある資源としての時間

仮に人間の一生を80年とすれば、70万時間となります。これが、生まれてから死ぬまでに使えるあなたの持ち時間というわけです。この70万時間のなかで、学び、仕事をし、出会い、恋愛をし、結婚し、子どもが生まれ、旅行に行き、病気になり、苦しみ、楽しみ、憎しみ、和解し、自分を磨き、怠惰になったり、頑張ったりしながら、山あり谷ありの人生を送ることになります。
しかし大半の人は、人生の終わりが来るということは頭で分かっていながらも、自分の時間が限りある資源だとは感じていないかもしれません。
また、時間は一定に過ぎ去るというより、年齢やそのときの状態によって、長くも感じ、短くも感じるものです。うれしいときは短く、苦しいときには長く感じられます。しかし、人生の時間に限りがあるのは間違いのない事実です。いつ終わるか分からないという限りある資源なのです。

ただ、終わりがいつなのか分からないのをいいことに、あるいは、まだまだ先だと自分に言い聞かせながら、無為に時間を過ごしたり、毎日仕事に追われていても、あまり気にしていません。
でも、人生の締め切り時間がはっきりしていたら、あるいは、時間は限りある資源だと実感していたら、毎日の過ごし方は、間違いなく変わってくるはずです。西洋の諺(ことわざ)「時間が過ぎ去っていくのではない。われわれが過ぎ去っていくのだ」のように、何か行動しなければ、自分もそのまま過ぎ去ってしまいます。つまり、時間は管理できないのであり、管理できるのは自分自身の行動にすぎないのです。
人生の時間が限りある資源だと自覚できるかどうかが、今後のあなたの生き方を大きく左右します。時間を「有意義に過ごすこと=行動すること」も、「無為に過ごすこと=行動しないこと」も自由。時間の過ごし方はあなたの裁量に任されているということです。

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