「freee〝マジカチ〟meetup!」は、ユーザー数100万のクラウド会計ソフトfreeeのファンコミュニティである。メンバーの会計人は、「顧問先に〝マジ価値(本質的に価値のあること)〟を提供する」ための情報・意見交換を通じて切磋琢磨している。スタートから2年を迎えた現在、全国7カ所(北海道、東京、名古屋、大阪、広島、福岡、沖縄)、約530名の会計人が参加し、運営は各地域のコミュニティリーダーが担っている。今回の取材では、5人のコミュニティリーダー(西村賀彦氏、竹市真由香氏、矢野裕紀、智原翔悟氏、走出広章氏)と、コミュニティをサポートするfreee株式会社(東京都品川区)パートナー事業部コミュニティマーケティングマネージャーの田中 圭氏に、「freee〝マジカチ〟meetup!」の活動や取り組み、その成果を盛り込んだ新刊書籍などについて伺った。(本インタビューはZoomを利用してウェブ上で行っています)

本質的な価値(マジ価値)を追求する「会計freee」ユーザー会計人のコミュニティ

―― 「freee〝マジカチ〟meetup!」は、「クラウド会計ソフトfreee」のユーザーコミュニティです。全国の「会計freee」ファンの会計人が、地域ごとにコミュニティの運営にあたっています。SNSも活用したメンバー同士の情報交換や交流を通じて、事務所の生産性向上や新たなサービスの開発、新規顧問先の開拓といった成功事例が数多く生まれていると聞きます。
今回の取材では、各地域のコミュニティリーダーを務める5人の先生方と、コミュニティをサポートするfreee株式会社パートナー事業部コミュニティマーケティングマネージャーの田中 圭氏に、「freee〝マジカチ〟meetup!」の活動内容や取り組みについて伺い、コミュニティが参加者にさまざまな変革をもたらす仕組みを探りたいと思います。
まずは、コミュニティリーダーの先生方に簡単な自己紹介をしていただきます。名古屋地域会リーダーの西村賀彦先生からお願いします。

西村 私は岐阜県可児市で西村賀彦税理士事務所を経営しています。一般企業に勤めた後、名古屋の会計事務所に10年ほど勤務し、6年前に独立しました。現在、パートを含め約6名規模の事務所です。

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