近藤学税理士事務所 所長/有限会社koganemushi 代表取締役 税理士 近藤 学

税理士の開業パターンは6タイプ

 1996年2月に32歳で、大阪の北浜で8坪の友達の事務所に居候して開業しました。あれからもう24年になるのですが、とても税理士として成功したとはいえません。一時期は駅前のちゃんとした事務所を借りてスタッフを雇用していましたが、現在は京都府の郊外の自宅の近所で、ひとりホソボソと税理士をやっています。他にやっているソフトウエア開発と会員制ビジネスの売上が、税理士業を上回るようになりました。
 振り返ってみると、太平洋戦争のミッドウェー海戦みたいな、ターニングポイントがあったように思います。いろいろなことに手を出しては撤退を繰り返したのも、戦線を拡大しすぎて失敗した旧日本軍のようです。一番の敗因は、どんなお客さんとどんな仕事をしたいかという税理士としてのビジョンがなく、なりゆきで始めてしまったということにあります。私にとって不幸だったのは、業界の先輩方がバブリーな世代で、不況時代に開業した私のロールモデルにならなかったということです。
 また、それまでの経歴がカナダへの留学と現地会計事務所での勤務、日本では外資系会計事務所勤務、そしてパソコンが好きという当時としては特殊なバックグラウンドを持っていたため、余計に目標となるような税理士が業界にはいませんでした。
 もともと、京都の下町の商店街の真ん中で生まれ育ったので、サラリーマンのイメージがわかず、自分で商売をやりたいという動機だけで独立しました。現在、いろいろな税理士を見てきて思うのは、税理士の開業パターンは6つにタイプ分けできるのではないかということです。

タイプ1:経営者タイプ
タイプ2:専門家タイプ
タイプ3:工場長タイプ
タイプ4:ひとり社長タイプ
タイプ5:バランスタイプ
タイプ6:パラレルタイプ

 それでは、それぞれのタイプについて考察していきたいと思います。

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