株式会社カクシン
代表取締役 公認会計士
長山 宏
ミッションリーディングでは社長さんのためにレポートを作成します。このレポートの重要な役割が、社長さんの会社のミッションとビジョンを提示することです。
今回は、ミッションリーディングにおけるミッションとビジョンについてご説明します。
ミッションについて
ミッションとは使命のことです。
社長さんがもつ使命は、エニアグラムの番号から類推できます。それをもとに、会社が作り出すべき価値を、現在のビジネスに合わせてカスタマイズし、ミッションとして提示します。
エニアグラムは本来、個人の性質を示すものです。ミッションリーディングにおいては、エニアグラムにより明らかになった社長個人の使命から、会社のミッションを導きます。この場合、社長個人の使命に基づく価値を、会社を通じて顧客に提供すると考えます。
例えば、私のエニアグラムの番号は「5W4」です。本番号5は「研究者タイプ」で、知識を吸収することで未来の不安を解消し、論理的な本質を追究します。そして、ウイング4は「芸術家タイプ」です。個性を重視し、創造性が特徴です。ウイングは本番号5の使命を実現させるための手段を表します。4番の個性を重視しながら創造性を活用し、本質を追究します。
つまり「5W4」は「因習を破る人」であり、「新機軸を生み出す人」です。
ですから私の場合は、「5W4」の使命にもとづく価値を、カクシンを通じて提供していると考えられるわけです。
カクシンでは、絆経営にもとづくミッションリーディングを入り口に、それぞれの会社独自の経営を、社長さんが生まれてきた意味から考えます。そして、そこから独自のビジネスモデルを構築して、社長さんが自らの気質に合った経営を楽にできるように、ミッションを定義します。さらに、定義に合ったビジョンやビジネスモデルを構築します。