株式会社カクシン
代表取締役 公認会計士 
長山 宏

 今回は、MGの最大の効果についてご紹介します。
 MGは「営業を特別に重視している経営者」が、最高の研修ツールとして活用しています。なぜそのようなことが起きているのでしょうか。

あの大経営者がMGの大ファン

 「営業なくして経営なし」とはよく言われる言葉であり、経営に関する真実を表しています。
 実際、これを大いに実践している経営者が、業績を伸ばしています。そのような経営者のなかでも特に有名で、誰もがご存じのお二人がMGの大ファンで、社内研修に繰り返し活用していらっしゃいます。
 そのお二人とは、ソフトバンクの孫 正義社長と、楽天の三木谷浩史会長兼社長です。
 ご存じのとおり、この2社は営業では「イケイケ」の会社です。
 営業力が会社の力を決めるといわんばかりに営業に力を入れており、そこに人材とお金を十分すぎるくらいに投入しています。そして、それが会社の成長に直結しているのです。
 この2社では、MGの研修を社員に課し、営業の重要性を実感してもらうような取り組みがなされています。
 人から言われたり、教えられたりしてもなかなか実感できませんが、自分で実際に体験し、実感できれば、それが自分のものになるからです。
 MGは、営業に経営資源を投入しないかぎり勝てないようになっています。営業しなければ勝てないという感覚を、MGを経験することで実感として身につけてほしいというのが、これらの経営者のねらいです。
 ちなみに孫さんは、社内研修の際にご自分もMGに参加し、ぶっちぎりでよい成績を上げておられるようです。
 その孫さんは一時、次期社長を選任するために社長塾を開催し、後継者教育をされておられました。MGは、なんとそのなかの重要教材だったそうです。後継者選びにMGを活用しようとされたのです。

なぜ営業が会社の成長に重要なのか

 大企業は、かつて中小企業だったころはほとんど例外なくイケイケの営業会社でした。
 営業員をどんどん雇い、きつさ故にどんどん人が入れ替わっていた会社、広告宣伝費を湯水のように使い、商品や自社の宣伝をしていた会社などです。
 皆さんは、広告代理店が数億円という高いお金を取りながら、大企業の営業支援をしていることをご存じだと思います。会社や商品を認知させるため、お金を湯水のように使いながら認知させているのです。なぜこのようなことをするのでしょうか?

こちらは 実務経営研究会会員 用記事です
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