税理士事務所 トライズパートナー(TrisePartner) 代表・税理士 秋山和久

はじめに

 税務会計系ブロガーサミット・リレーエッセイに寄稿させていただくのは3回目になります。あまりに久しぶりなので、まずは過去にいつ書かせていただいたのかを調べてみました。
 初回が平成24年9月号。平成23年に独立開業させていただくまでを記したブログへの想いと、独立初期に経験したことを書かせていただきました。
 2回目が平成26年1月号。平成25年9月に大阪で開催された第15回ブロガーサミットで合同幹事を務めたのですが、そのブロガーサミットでの振り返りを書かせていただきました。
 ということは5年ぶり(!)。そんなに経っていたのかと驚きつつ、初回は主に独立までを重点的に書いたので、私事になりますが、今回は独立後8年目に突入した現在地の自分について振り返ってみたいと思います。

独立開業に至るまでのことを駆け足で

 まずは初回に書かせていただいた、今回のテーマのスタートラインに立つまでを、簡単にまとめたいと思います。
 平成17年末に官報合格を果たし、27歳で税理士となりました。偶然、その直前に当時はまだ珍しかったブログを始めていました。これが結果として税理士資格を取得してから独立開業に至るまでの日々を綴るブログとなりました。
 その過程で平成18年という早い段階で発足直後の税務会計系ブロガーサミットに出会い、たくさんの刺激と、前を行くすごい方々との出会いを頂きました。
 税理士資格を取得した直後に、大手の税理士法人に転職をして5年間がむしゃらに働き、いろいろな経験を積ませていただきました。大手だからできる仕事や組織に勤務して働けるありがたさとともに、その半面やはり自分は独立したいと湧き上がる気持ち、そしてある出来事をきっかけに独立へ進みだしたこと。
 ブログは日々を記すことで、直接的に開業までの進捗の記録となっていました。物件探し、事務所の屋号やロゴを決めた手法とエピソード。独立への希望、不安など、生々しく開業へのプロセスを記すことで、開業前にして反響は日に日に大きくなり、具体的な声もかかるようになってきました。何とかやっていけると、まだ独立前にして思えるくらいになってきました。そして無事、平成23年9月に開業。
 今回、6年前の自分の記事を久しぶりに読み返してみて、過去を思い出し、懐かしい気持ちになりました〔もしご興味あれば過去号を参照していただけるとうれしいです(笑)〕。

こちらは 実務経営研究会会員 用記事です
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