株式会社カクシン
代表取締役 公認会計士 
長山 宏

ミッションリーディングでは、社長さんの人生を肯定するようなストーリーと、ビジネスモデルを設計します。
現在行っている事業についてお聞きしながらゴールを設定し、社長さんのこれまでの全経験をそのゴールに結びつけます。そして、今までの経験は、ゴールに到達するための布石や学びと捉えて、社長さんご自身に納得していただきます。

なぜゴールから設定するのか

ミッションリーディングのアプローチは、帰納法的ではなく演繹法的です。
帰納法では事実の積み上げから、それらの延長線上にあるゴールを推測します。ゴールを設定する方法としては一般的ですが、ミッションリーディングではこの方法は用いません。
なぜかといいますと、帰納法だと答えが一律に決まらず、すっきりとした回答が得にくいからです。どれだけ高度なコンサルティングを行ったとしても、社長さんが納得してくれなければ意味はありません。
そのためミッションリーディングでは、演繹法的な決め打ちで、社長さんの人生やミッションを大胆に仮定していきます。
このようなことが可能なのは、エニアグラムをもとにゴールを定めるからです。エニアグラムは、人間を9つの性格(ウィングと呼ばれる第2の天性まで考慮すれば18の性格)に分類します。全ての人の性格やミッションは、18の分類のどれかに当てはめることができます。
私が社長さんにエニアグラムの番号を示すと、皆さん例外なく腑に落ちたような反応を示します。ですから、エニアグラムの各番号が示すミッションを、社長さんが行っている事業に当てはめることで、ゴールをすっきりと設定することが可能になるのです。
ちなみに、人がこれまでの人生で経験していることには一切ムダがなく、その全てが幸せになるための道につながっています。ミッションリーディングにおいては、その絵解きをどうするかが問題となります。社長さんが納得してくださるゴールを最初に設定すれば、最短で人生の絵解きができるのです。

こちらは 実務経営研究会会員 用記事です
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