株式会社タナベ経営 ステージアップコンサルティング部 M&Aアライアンスコンサルティング部 担当本部長 三浦保夫
ステージアップ コンサルティングチーム リーダー 浜西健太

経営コンサルティング本部 M&Aアライアンスコンサルティング部 チーフコンサルタント 小野 樹
今年、創業62周年を迎える日本の民間コンサルティングファームのパイオニア、株式会社タナベ経営(大阪市淀川区)。全国主要10都市に拠点を配し、各地の会計事務所とアライアンスを組んで、地域に根差した経営コンサルティングをチームで提供している。その実績は創業以来6000社以上。そのコンサルティングノウハウを基に会計事務所の成長発展モデルを設計すべく、一昨年新たに「会計事務所ビジネスモデル革新研究会」を立ち上げた。今後、この「ビジネスモデル革新を通したブランディングの強化」を柱に、会計事務所との連携を強化していく方針だ。そこで今回は、同社の三浦保夫本部長(写真中央)、浜西健太リーダー(同左)、小野 樹チーフコンサルタント(同右)に、株式会社タナベ経営の会計事務所アライアンス戦略について伺った。

「事業領域・業種×経営テーマ×地域」からなるタナベ経営のサービス体制

―― 本日は昭和32年創業の日本の民間経営コンサルティングのパイオニア、タナベ経営にお邪魔しています。今年の10月に創業62周年を迎えられるとのことで、本日はタナベ経営の会計事務所アライアンス戦略について、M&Aアライアンスコンサルティング部の 三浦担当本部長、ステージアップコンサルティングチームの浜西リーダー、M&Aアライアンスコンサルティング部の小野チーフコンサルタントにお話を伺います。最初に、タナベ経営のあゆみについてお話をいただけますでしょうか。
三浦 タナベ経営は、1957年(昭和32年)に田辺昇一が京都で創業し、現代表の若松孝彦で4代目となります。ご紹介いただきましたとおり、今年で62周年を迎えます。諸先輩方、お客様に感謝をしつつ、この先70年、80年、さらに100年と、1世紀のマネジメントを目指して、新しいビジョンを掲げて前に進んでいます。
 創業当時は、コンサルティングという名前はおろか、そういった業種が存在しませんでしたので、資金面、信用面でだいぶ苦労したと聞いていますが、一つひとつ信用を積み重ねながら今日まで来ました。
 当社の最大の特長は、全国に拠点を持ち、地域に根差したコンサルティングを行っているところです。北は北海道から南は沖縄まで全国主要10都市に拠点を構え、地域密着でその地域の企業様を支援するというスタイルで、これまで6000社以上のコンサルティングを行ってまいりました。
―― 中堅・中小企業支援のデータはかなり蓄積されていると思いますが、どのようにデータベース化されていますか。
三浦 当時は、今日あるようなデータ管理の仕組みがなく、データを保存する専門部署を設けていました。人間ドックのように会社を総合的、多角的に分析した分厚い報告書が、会社によっては何十冊も作られています。したがって、数十年前に起こった問題、その解決策などをご提示しながら、今現在の課題に向けたアドバイスをするといったこともできます。それらの報告書は当社の財産です。
―― 現在の組織体制、サービス体制についてご説明ください。

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