税理士法人アーリークロス COO/株式会社アーリークロス 代表取締役 花城正也

2017年12月に福岡で開業し、わずか3カ月で顧問先が130件を突破したアーリークロス会計事務所。たった2人での開業から、小西公認会計士事務所と経営統合し、法人化した後も着実に顧問先を増やした秘訣と、それに伴い急激に増えた業務量に対し、どのように業務効率化を図ったのか? MAS監査業務などの付加価値業務に着手し「生産性向上」を実現するためにも、これからトレンドになっていくと考えられるクラウド会計を活用した業務効率化。同社COOの花城氏に同社設立からの歩み、同事務所の業務スタイルや戦略についてお話を伺った。

── 税理士法人アーリークロスの沿革について教えてください。

花城 2017年12月に前身の「アーリークロス会計事務所」を私と小山寛史(現・税理士法人アーリークロス副代表)の2名で設立しました。
最初は4畳半くらいのレンタルオフィスからスタートしましたが、すぐにご紹介などでお客様が増え、3カ月くらいで顧問先数が130件くらいになりました。それに応じて人を採用し、同時にオフィスを貸し増しして対応していました。途中、採用しようにも事務所に席が置けないということで、私が床で仕事をしていた時期もありました。
設立4カ月後には顧問先数が150件くらいになっていたと思います。マネーフォワードクラウド会計やSTREAMEDを活用して、なんとか業務を乗り切っていました。ちょうど同じくらいの時期に「もっと世の中を良くしていきたい」という話で意気投合をして、当時、小西公認会計士事務所の所長であった小西慎太郎(現・税理士法人アーリークロス代表)と経営統合をすることを決めました。

── すごいですね。順調にお客様が増えた要因はどこにあったのでしょうか。

花城 基本的には紹介です。ポイントはクラウド会計など新しいことに挑戦をして、「どんな未来が待っているのか」ということを周りの方々に伝え続けていました。お客様を紹介いただくときも、「面白い方を紹介してください」などと伝えているうちに、「おもしろい税理士がいる」ということで、徐々に紹介の輪が広がってきました。

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