株式会社カクシン
代表取締役 公認会計士 
長山 宏

この連載では、「奇跡のコース」の内容について解説をしてきました。今回は実践編として、「奇跡のコース」を具体的にどう学ぶのか、ビジネスにどう生かすのかについて、私の取り組みを例にご紹介します。
現在、私は自分のお客様(中小企業の経営者)にお声をおかけし、「奇跡のコース」講座を開いています。この講座での取り組みをご紹介すれば、「奇跡のコース」を経営に生かす方向性をお分かりいただけると思います。
本題に入る前に、私が「奇跡のコース」にたどり着いた経緯について、簡単にご説明したいと思います。
私は稲盛和夫さんを深く敬愛しており、稲盛さんの経営こそが最高の経営だと考えています。稲盛さんの経営を自分自身が実践し、さらにその教えを中小企業に広めることが私の目標です。
私は稲盛さんの経営を理解するために、さまざまな取り組みを重ねてきました。そのひとつが、仏教を学び、悟りの域を求めることです。そうしなければ、「宇宙の構造」や「人間理解」といった、稲盛さんの教えを理解できないと思ったからです。
私は仏教を学び、修行を行うことで稲盛さんの世界を追求しました。しかし、どんなに頑張っても、悟りの域に達することはできませんでした。
そのため、私は自分の会社では、稲盛さんが仰おっしゃっている「社員を幸せにする」ことができませんでした。
打ちひしがれていた私にとって、「奇跡のコース」との出合いは衝撃的でした。
稲盛さんの教えを理解するためには、前述の「宇宙の構造」や「人間理解」について理解することが重要です。
「奇跡のコース」は難解ではあるものの、それらが論理的に説明されていました。「奇跡のコース」を通じて、稲盛さんが言わんとすることが私にもようやく理解できたように思います。そのうえで稲盛さんの講演DVDを観てみると、これまでとはまるで違った世界が見えてきました。
現在は、理解を深めることができた稲盛さんの教えをもとに、「奇跡のコース」講座で、経営者の方々とともに学んでいます。

こちらは 実務経営研究会会員 用記事です
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