税理士法人北前会計(札幌市北区、東京都新宿区)は、東京出身の中村泰道氏が札幌で開業した会計事務所である。開業から9年目とまだ若い事務所であるが、同事務所は着実に顧問先を獲得。平成29年度には税理士法人へと移行し、東京へも進出。現在は職員数が全体で10名以上の規模にまで成長した。中村先生個人としての活躍も目覚ましく、平成31年には弱冠42歳にして、北海道ミロク会計人会の会長に就任した。本稿では、税理士法人北前会計の中村先生に、同事務所の取り組みについてお話を伺った。(写真撮影:岩本 剛)

東京出身でありながら北海道で開業した理由

―― 税理士法人北前会計は、札幌を拠点とした会計事務所です。代表社員の中村泰道先生は、東京都の出身にもかかわらず、札幌で開業することを早くから決めていたそうです。
本日は中村先生に近年の取り組みを中心にお話を伺います。実務経営ニュースでは3年ぶりの取材となりますが、あらためてこれまでの足跡をご紹介ください。

中村 私は東京の生まれで、現在も実家は東京にあります。ただ、札幌が大好きで、大学時代からずっと札幌で暮らしています。
札幌の大学を選んだのは、小さな頃に家族で旅行に来たときから札幌をとても気に入っていたからです。そこで北海道大学で勉強して、資格を取ろうと考えるようになりました。
大学卒業後の平成14年に公認会計士試験に合格し、大手監査法人で働きました。その後、平成23年に札幌市内で独立開業しました。

―― 前回の取材時には「東京に進出したい」と伺いましたが、実際に平成29年に税理士法人化する形で東京に支店を開設されました。この経緯を教えてください。

中村 そもそも東京に進出したいと考えたきっかけは、私の従兄弟にありました。その従兄弟は渋谷で会計事務所を営んでいます。従兄弟は私よりもかなり年上なので、親戚一同、将来的には私がその事務所を継ぐだろうと考えていたようです。
でも、私は昔から札幌に永住したいと考えていました。そこで、札幌に本社を持ったまま東京へ進出することを自分のミッションとしたのです。
そして、平成28年の秋ごろ、従兄弟の事務所ではないのですが、私の父の友人が営んでいる新宿の会計事務所を引き継がないかという相談が来ました。その先生は税理士歴50年のベテランです。引退せずもう少しそのまま頑張っていただき、平成29年の7月に吸収する形で税理士法人化して、引き継ぐことになりました。

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