ニッケイ・グローバル株式会社 代表取締役
MDRT終身会員
大田 勉

あるコンサルタントの方から、私の営業現場で日頃話している雑談の話を伝えたところ、下記の洋服のカリスマショップ店員の例を引き合いに出され、「大田さんも『最初の一言』が違うんですね」と言われました。

洋服を売るカリスマショップ店員がいます。多くの店員は、来店したお客様にこんな声を掛けるでしょう。
 「何かお探しですか?」
 「試着できますよ」
 「こちらの商品が今お買い得です」
私もこんなふうに店員から言われて重たい気持ちになり、店を後にした経験が多々あります。

一方、カリスマ店員の声の掛け方はまるで違います。
 「そのスカートかわいいね~」
 「イヤリングかわいいけど、どこで買ったの?」
お客様がこだわっているファッションをさりげなく質問するのです。
この質問で確実に会話が弾み、最終的に服を売るチャンスにつながると彼女は話します。
彼女は普通の店員の10倍の売上を記録することもあるそうです。
最終的な商品の説明や洋服の売り方などは、カリスマも普通の店員も変わりません。
大きな違いは「最初」にあるのです。

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