長山 宏先生の バリューマネジメント 第8回　価値づくりの具体例③・生産

株式会社カクシン
代表取締役　公認会計士　
長山 宏

生産のプロセス

生産は潜在価値である商品を作るプロセスです。生産では工程が進むにつれて価値が積み上がっていきますので、商品作りに必要な仕事を効率的かつ適切に行うことが要求されます。

会社の商品価値を具現化するには、潜在価値を持つ商品を生産工程で作り、商品が使われたときに初めて、価値が具現化するものです。

企業は、社会の公器として社会に貢献するために商品を作り、その商品が売れてお客様に使われることで、価値を具現化することが大事です。

価値が内在されている商品で、会社はその商品について、どういうものを作ったらよいかを調べて、組織で作り、販売して、価値を具現化することになります。

生産過程を通じて価値の源泉が作られるという意味で、ここは極めて重要なプロセスです。

生産で要求されること

生産で要求されるのは手順（順序）、仕事内容、作り出す状態（品質）、仕事の要諦（ノウハウや注意事項など）、管理項目（目標管理のKPIなど）です。

生産を考えるときに重要なことは、手順、内容、品質、仕事の要諦などの管理項目などです。これらをしっかり押さえることによって、生産というものが特定されることになります。