司法書士法人ソレイユ 代表社員 司法書士
杉谷 範子

人生100年時代を迎えた今、従来の死亡に備えるだけでは足りません。「任意後見」「遺言」「信託」「保険」を4本柱とした、生前対策を含めた相続を「新・相続」と名付けています。

離婚件数の年次推移

「令和4年度 離婚に関する統計の概況」(厚生労働省ホームページ)で、離婚件数の年次推移が示されています。平成14年には約29万組のピークを境に、平成15年以降は減少傾向が続いており、令和2年は約19万3000組となっています(図1)。
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/tokusyu/rikon22/index.html

図1 離婚件数の年次推移(昭和25年~令和2年)(厚生労働省 令和4年度 離婚に関する統計の概況「人口動態統計特殊報告」より
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図1 離婚件数の年次推移(昭和25年~令和2年)(厚生労働省 令和4年度 離婚に関する統計の概況「人口動態統計特殊報告」より

熟年離婚が増えています

同居期間20年未満の離婚件数は、全ての年代で減少傾向となっている一方で、同居期間20年以上の離婚、いわゆる「熟年離婚」が占める割合は、増加しています。平成17年は15%程度でしたが、年々上昇を続けて令和2年は21・5%になっています(図2)。

図2 離婚の同居期間別構成割合の年次推移(昭和25年~令和2年)(厚生労働省 令和4年度 離婚に関する統計の概況「人口動態統計特殊報告」より
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図2 離婚の同居期間別構成割合の年次推移(昭和25年~令和2年)(厚生労働省 令和4年度 離婚に関する統計の概況「人口動態統計特殊報告」より
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