株式会社カクシン
代表取締役 公認会計士
長山 宏

今回は、仕事ができる人の習慣として、ツキを高める4つの方法をご紹介します。
まず内容を理解して、それから実践してみてください。理解できない場合は悩まずに、「とにかくやってみて、どのようなことが起きるかを観察」してみてください。そして、もし自分に合えば、習慣化してみてはいかがでしょうか。

愚痴を言わない

私たちはつい愚痴を言いたくなりますが、ツキを高めたいと思ったら愚痴はタブーです。
ツキを高めるには、「一切のエゴを排除すること」が大事です。エゴとは、変わりたくない自分であり、欠乏感を持っている自分です。欠乏感を埋めるために、自分は悪くなく、他者を悪者にして自己弁護します。愚痴とは自己憐憫(れんびん)に浸ることであり、ツキのなさをぼやいて自分を哀れむものです。
そのようなことをしていたら、一向にツキは巡ってきません。愚痴を言いたくなる心は、残念ながら自然に生じてしまいます。大事なのは、それを口には出さず、静観して受け流すことです。
仏教の修行のなかに、「自分の心の状態を客観的に実況中継する」というものがあります。愚痴を言いたくなったら、次のように自分の心の実況中継をしてみましょう。
「今、私には弱音を吐きたい心が沸き上がってきました。でも、私は我慢して受け流しました」
大事なのは客観視することであり、「愚痴を言いたい心と一体化しないこと」です。そのようにすれば、次第に愚痴を口に出さずに受け流せるようになります。
愚痴を言葉にしてしまうと、「悪い言霊」の波動が自分に生じて、せっかくのツキを遠ざけてしまいます。ですから、マイナスの言葉は決して発しないように気をつけましょう。

こちらは 実務経営研究会会員 用記事です
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