サンアップ税理士事務所運営企画部部長の三宮りさ氏(写真)は、おもてなしの心を重視し、人材育成を通じて事務所を支援しています。また、代表取締役を務めるサンブリッジ株式会社では、企業向けのコーチングスキルを活かしたコンサルティングサービスを展開し、お客様の成長に貢献しています。
―― 三宮部長のご経歴を伺います。
三宮 現在、夫が代表を務めるサンアップ税理士事務所では運営企画部部長を、一昨年設立したサンブリッジ株式会社では代表取締役を務めています。平成30年に税理士である夫が今の事務所を開業することになり、第二子出産から約8年ぶりに仕事に復帰しました。
―― 前から会計業界でお勤めだったのでしょうか。
三宮 いえ、前職は歯科衛生士だったので、会計業界のことは何も分かりませんでした。夫からはお客様の対応を任されて、私に何ができるだろうと考えてたどり着いたのが、お客様の「おもてなし」でした。
―― それはなぜでしょうか。
三宮 他の事務所と差別化するためです。相談に来られるお客様は何らかの不安を感じています。そうしたお客様に心地よい空間を提供し、この事務所は信用できると思ってもらうことが大切だと思いました。そこで事務所内にOMOTENASHI部を立ち上げ、スタッフへの実践指導やコーチング、ブランディング活動を行っています。
―― サンブリッジ株式会社では、どのようなサービスを展開していますか。
三宮 サンブリッジ株式会社は、おもてなし、マナー、コーチングの3つで会社を元気にするサポートをしています。先日は大手生命保険会社様で、支社長を含む54名に向けた研修を行いました。おもてなしやマナーは、大企業でも求められているスキルであることを実感しています。
―― コーチングではどういった活動されているのでしょうか。
三宮 経営者様向けのコーチング型のコンサルティングサービスです。既に1年以上ご継続いただいている経営者様もいて、なかには売上が倍になった方もいらっしゃいます。
―― 人を指導するというのは、難しさもあるのではないでしょうか。