人生は手帳で変わる!フランクリン・プランナーで人生のストーリーを描く「第15回 日々のタスクを計画し管理する」
ナカバヤシ株式会社 フランクリン・プランナー事業部
「人生は手帳で変わる」と聞いて、「そんなことはできない」と思われた方もいるかもしれません。しかし、あなたの人生を変えることができるのは、ほかの誰でもなく、あなただけです。
つまり、「人生を変える」ことは、これからの人生をどう歩んでいくのかを考え、計画することから始まります。自分のやるべきことを考え、計画を記す。つまり、「手帳に何を書くか」によって人生が左右される、といっても過言ではないのです。人生を変える手帳について考えていきましょう。
日々のタスクを計画し管理する
デイリーのタスクリストは、行動計画の最終的な段階となります。ほとんどの場合、どんなに大きな目標であったとしても、毎日の小さなタスクを積み重ねていくことでしか目標実現への道はないからです。タスクリストを作成するには、次の3つの手順を踏むことになります。
①タスクを洗い出す
②スケジュールを確認し、実行可能なタスクリストにする
③優先順位をつける
タスクを洗い出す
まず1日の計画時(前日の夜、または当日の朝)に思いつく限りのタスクを洗い出すことから始めます。既にいくつかのタスクが記入してあるかもしれませんが、月間目標欄と一週間コンパスを参照しながら、今月、今週の重要課題に対して今日できることはないかを考えましょう。これによって、自分で決めた「目標」ページの「価値観」から具体化した「長期目標」に基づいて毎日のタスクを設定していることになり、目標に近づくステップとなります。
また、月間主要課題ページのプライベート欄とビジネス欄に記入した「期限は決まっていないが今月中には終えたいこと」としてリストアップした内容も参照しながら、「タスクリスト」に必要な内容をチェックし、記入していきます。
例えば、「新規事業のラフプランを作成する」という月間目標を「タスクリスト」に記入する際には、「課長とプロジェクト開始時期をいつにするか決める」というように、できるだけ具体的な内容に分解して書き込むと、そのタスクが終わったかどうかが分かりやすくなります。
一週間コンパスも同様です。ここには、普段忘れがちな役割からの行動目標が記載されています。この目標も、具体的なタスクに落とし込まないことには、実行には至りません。一週間コンパスも参照しながら、今日の優先事項を記入していきましょう。
次に、前日のノートページ、タスク欄の実行状況を踏まえながら、今日行ったほうがいいと思えるタスクを思いつくままに列挙していきます。今日やりたいこと、やらなければならないことを、次のような具合に書き出していくとよいでしょう。
- 今日の計画を立てる
- 鈴木さんに電話する
- 犬を散歩に連れて行く
- 依頼された原稿を書く
- 車の点検を依頼する
- 部下の話を聞く
- プロジェクト会議に出席する
- 親に電話する
これらのタスクをいつやるかはあなたの自由です。約束の時間があらかじめ決定している事柄を除いて、自分自身で優先順位と時間配分を決めることができます。