黒船イノベーションズ株式会社 代表取締役 税理士 伊東修平
元システムエンジニアという異色の経歴を持つ黒船イノベーションズ株式会社(東京都板橋区)代表取締役の伊東修平税理士(写真)は、持ち前の技術力を生かして、税理士業務の傍ら、会計ソフトやシステム開発、ウェブサイトの制作に携わるほか、中小企業のクラウドファンディング支援などにも積極的に取り組んでいる。コロナ禍によって日本経済、とりわけ中小企業の疲弊が進むなか、クラウドファンディングを活用した資金調達で生き延びる会社が急増しているが、会計業界ではまだまだクラウドファンディングへの理解が進んでいないのが現状だ。そこで今回は、士業による中小企業へのクラウドファンディング支援を後押しするために「士業クラウドファンディング支援協会」を立ち上げ、税理士業界におけるクラウドファンディングの普及に尽力している伊東氏に、クラウドファンディング支援への取り組みについて伺った。(写真撮影 市川法子)

若い人が夢を持って暮らせる社会を目指して

―― 本日は税理士であり、ソフトウエアの開発にも携わっている黒船イノベーションズ株式会社の伊東代表に、中小企業支援の取り組みについて伺います。伊東先生は、会計業界におけるクラウドファンディングの普及に力を注がれ、弊誌でも連載をご執筆いただきました。あらためてプロフィールからご紹介いただきたいと思います。

伊東 私は税理士になるまでに、かなりの紆余曲折を経ています。高卒で新聞配達をしながら料理の専門学校に通い、そこを出た後は5年ほどフリーランスとして働きました。その後、システム開発会社のシステムエンジニアを経て商社に入り、社内SE、経理、総務、人事、経営企画にも携わりました。税理士を目指し始めたのはその頃です。そして平成28年に合格し、翌年、BR経営コンサルティング/伊東修平税理士事務所を開業しました。その翌年には黒船イノベーションズ株式会社を設立し、ソフトウエアの開発、ウェブの制作をメインに、クラウドファンディング事業にも取り組んできました。最近はAIの開発も始めています。

―― 業況、特にコロナ禍における現状をお聞かせください。

伊東 売上は前年比約180%で、順調に伸びています。新型コロナウイルスの影響はさほど受けていません。ただ、お客様のなかには大きな影響を受けた会社が結構出ています。廃業も何件か出ていますし、今も多くのお客様が経営の悪化に苦しんでいます。
ほかに新型コロナウイルスの影響でいえば、税理士業務として、顧問先様を訪問する機会が激減しました。これには長短あります。移動時間が減って業務の効率化が進んだ点と、オンラインでは空気感が伝わらず、齟齬が生じることもあり得るということです。その点は、移動時間が減ったぶん、面談の回数を増やすなどして補っています。

―― 売上前年比180%はすごいですね。成長の要因は何だと思いますか。

こちらは BMS Web会員 実務経営研究会会員 用記事です
最新号のみ読める「BMS Web会員(無料)」または、
すべての記事が読める「実務経営研究会会員(有料)」へご登録いただくと続きをご覧いただけます。