石川県金沢市を拠点に全国展開し、企業のバックオフィス業務のサポートを行う株式会社
なないろのはな。業務改善、勤怠管理、事務総務、IT、クラウドサービスに精通したスタッフを擁す、少数精鋭の専門家集団だ。事務業務代行サービス、業務改善コンサルティング、ITツール導入支援サービスと、幅広くオフィス業務の最適化を提案するほか、働き方改革に関する情報発信やセミナー講師のアレンジなども行っている。代表取締役の橋 亜希子氏(写真)は、18年間、企業のバックオフィス業務に携わってきたオフィス事務のプロ。
その経験で培った知識・ノウハウ、ネットワークを駆使し、企業が持つ悩みから改善の種を見つけ、業務効率化に向けた提案を行っていく。会計事務所との連携による、中小企業サポートにも取り組んでいる。
なないろのはなの取り組みについて、橋代表に伺った。

事務の現場の経験をもとに、バックオフィス業務サポートで起業

―― 株式会社なないろのはなは、企業のオフィス業務のサポートを行っている会社です。会社の経営を裏で支える「事務」の仕事、いわゆるバックオフィス業務の効率化を、オフィス環境の改善や適切なIT投資といった視点から支援されています。本日は、同社の中小企業支援の取り組みについて、橋代表に伺っていきたいと思います。はじめに、会社の紹介と設立の経緯からお聞かせいただけますか。

 当社は、私が平成28年に個人事業から立ち上げ、平成30年に正式に法人化した会社で、社員数は現在10人、バックオフィス改革の専門家が集まっています。ご紹介いただきましたとおり、当社の提供するサービスは、企業が持つ悩みを聞き出し、現状のオフィス業務が最適であるか否かを見極め、新しいITツールの導入などオフィス業務の最適化を提案するといった流れになります。
私自身は約16年間、石川県内の中小企業数社で総務の仕事や事務改善といった仕事に携わってきました。ごく普通の会社員で、華々しい経歴は特にありませんが、現場経験が長いぶん、「事務」という分野は熟知しているつもりですし、また、現場で感じた違和感も多々あります。そのような自分の経験、視点を生かしたサービスを提供できないだろうか、現場で悩んでいる方に寄り添ってサポートできないだろうか、そう考えたのが、起業のきっかけです。

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