社会保険労務士法人全就連 代表社員 社会保険労務士 萩原京二

社会保険労務士法人全就連(東京都文京区)は、社会保険労務士事務所への経営コンサルティングを主な事業として活動している事務所だ。近年、政府が「働き方改革」を推進し、関連した業務は社労士にとって大きなビジネスとなっている。同事務所でも「働き方改革」に関連したセミナーを積極的に開くなどの活動を行っていたが、直近では「SDGs」に注力しているという。SDGsは、「2030年までに、先進国も、途上国も、国も企業もNPOも個人も、あらゆる垣根を超えて協力し、よりよい未来をつくろう」と国連で決められた国際目標だ。そして、全就連の代表社員である萩原京二氏は「SDGsは会計事務所にとってもビジネスチャンスだ」という。今回の取材では、会計事務所がどのようにSDGsに向き合えばよいのかについて、萩原氏にお話を伺った。

「働き方改革」から「SDGs」へ

―― 社会保険労務士法人全就連は、主に社労士のコンサルティングを事業としています。同法人の代表を務める萩原京二氏が、現在最も注力しているのがSDGsの推進です。直近ではSDGsへの取り組みを専門にする一般社団法人も設立されたと伺っています。
本日は萩原先生に会計事務所がSDGsにどのように向き合うべきなのかを伺いたいと思います。まずは萩原先生の足跡をお聞かせください。

萩原 私のキャリアは東芝での勤務からスタートしました。東芝では十数年働いたのですが、その後ソニー生命保険で完全歩合制の保険セールスとして働いています。
その保険セールスをしていた時代に社会保険労務士の資格を取得しました。そして、平成10年に社労士として開業しました。
現在では株式会社全就連、そして社会保険労務士法人全就連を設立していまして、社労士としては開業から23年目を迎えています。
ご紹介いただいたとおり、全就連では、私たちが直接企業のお客様を支援するわけではなく、社労士の経営コンサルティングを主な事業としています。社労士事務所の売上向上や顧客開拓の支援をしているわけです。全国の社労士事務所を介して、間接的に3000〜4000ほどの中小企業の支援をしています。

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