高本税理士事務所 所長の高本和典氏
高本税理士事務所(千葉県市川市)は、今年(令和3年)創業33年目を迎える老舗会計事務所である。税理士、社会保険労務士、CFPなどの専門家からなる20名体制で、法人顧問先は400を超える。東京・千葉・埼玉など関東圏の顧問先企業に対し、経理の合理化や経営体質の改善を通じてシンプルかつ効率的な経理事務体制の構築を支援している。創業者で所長の高本和典氏は、顧客の成長発展への貢献と働きがいのある事務所づくりを基本方針に据え、他に先駆けて安価な顧問料を設定したり、作業量ベースで報酬を計算する相続関連サービスを提供したりすることで、主に紹介や口コミにより顧客を増やしてきた。高本氏に、事務所の経営理念や今後の事務所運営の在り方などについて、お話を伺った。(写真撮影 市川法子)
30年以上にわたり地域の中小企業を支援
―― 本日は、千葉県市川市の高本税理士事務所の所長である高本和典先生にお話を伺います。
同事務所は30年以上にわたって、市川市を中心に関東圏の中小企業の経営を支援してきました。事務所のホームページによれば、現在のスタッフ数は20名で、その多くを税理士や社会保険労務士、CFPなどの資格者が占めています。
ホームページには、広告宣伝費をかけず、主に顧問先からの紹介や口コミで新規契約を獲得していると書かれていますが、現在の顧問先数はどのくらいでしょうか。
高本 法人だけで400件を超えています。
―― 20名規模の事務所で400件以上の顧問先は、かなり多いといえますね。今回の取材では、事務所をここまで成長させてきた高本先生の経営戦略や理念についてお聞きしたいと思います。
はじめに、高本先生が税理士を志したきっかけから伺います。
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