「L‐navi」(エルナビ)は、株式会社スリー・エルが提供する、会計事務所のための保険比較システムである。会計事務所はこれまで、生命保険会社や保険代理店と連携し、顧問先企業の経営基盤の強化のために、保険商品を活用したリスクマネジメント業務を行ってきた。しかし、令和元年に法人向け生命保険に関係する税制改正が行われ、従来のような提案業務は再考を迫られることになった。そのようななか、スリー・エルの「L‐navi」は、業界内でいち早く新税制に対応しており、新税制における経理処理の定めに応じて、複数社の保険商品を比較・検討することが可能だ。会計事務所における「L‐navi」の活用法、新税制下におけるこれからのリスクマネジメント業務のあり方について、スリー・エルと長年提携している税理士法人TMS練馬事務所代表の細田幸夫氏、スリー・エル代表取締役の大石 浩氏、同社取締役・営業支援部長の小舘智宏氏にお話を伺った。(写真は右から大石代表、細田先生、小舘取締役。撮影 市川法子)

企業防衛に力を入れる「自利利他」の会計事務所

―― 本日は、税理士法人TMS 練馬事務所代表税理士の細田幸夫先生と、株式会社スリー・エル代表取締役社長の大石 浩氏、同社取締役で営業支援部長を務める小舘智宏氏にお話を伺います。同社が注力している保険比較システム「L‐navi」について、その特徴や活用できる場面についてお伺いするとともに、同社の支店として実際にL‐naviを導入されている細田先生のご意見をお伺いしたいと思います。
まずは細田先生に、税理士法人TMSの沿革をお伺いします。

細田 当事務所は、昭和51年4月に、個人事務所として開業した会計事務所を、平成20年に法人化したものです。現在は練馬事務所の代表として、42名の職員とともに顧問先の税務や会計業務、相続、コンサルティングなどを行っています。保険については、お客様の会社を存続させるために必要な保障をご案内するため、企業防衛、リスクマネジメント業務の一環として行っています。変動する社会のなか、お客様のリスクを排除するために保険は必要だと考えています。

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