Bricks&UKグループ(名古屋市中区)は、中小・ベンチャーの事業経営全般をサポートする、税理士法人を母体としたコンサルティンググループである。創業から14年で従業員数750名、顧問契約数1950社(令和2年4月1日現在)の規模に急成長を遂げている。顧問先企業の経営コンサルティングに加え、売上アップや事業拡大のためのプロモーションなど、同グループの税務会計以外の分野の事業展開を支えているのが、株式会社HAYAWAZAの自動仕訳ソフト「HAYAWAZA」である。Bricks&UKグループでは、HAYAWAZAを生産性向上のためだけでなく、業務改善のための「循環」を生み出すツールとしても活用している。Bricks&UKグループの驚異的な成長・拡大を支える「HAYAWAZA」の効果と、同グループの成長戦略について、Bricks&UKグループ代表の梶浦 潮氏(かじうらうしお・次ページ写真左)と、株式会社HAYAWAZA代表取締役の大河内信人氏(おおこうちのぶひと・同右)に伺った。(撮影 市川法子)

多様な事業展開で750名規模に成長

―― 本日は、Bricks&UKグループ代表の梶浦 潮先生と、株式会社HAYAWAZA代表取締役の 大河内信人氏にお話を伺います。
Bricks&UKグループは、創業から十年余りで大規模事務所に急成長した会計グループとして、弊誌2019年3月号でもご紹介しました。その特徴は、海外(バンコク)も含めた多拠点展開を進めていること、顧問先企業の売上アップ支援を基点に据え、広告宣伝のプロモーションやM&Aなどさまざまな事業を展開していること、独自の生産管理システムに基づく業務の標準化と充実したトレーニングメニューによる人材育成に注力していることなどです。
そうしたBricks&UKグループの事業を長年にわたり支えてきたのが、HAYAWAZAが開発・販売している自動仕訳ソフトウエア「HAYAWAZA」です。
弊誌2020年6月号、9月号で取り上げたとおり、「HAYAWAZA」はインターネットバンキングの金融機関データやエクセルデータを、さまざまな会計ソフトの伝票に自動変換するソフトウエアです。
今回の取材では、Bricks&UKグループの創業者である梶浦先生と「HAYAWAZA」の開発者である大河内代表に、同グループにおける「HAYAWAZA」の活用法とその効果、今後の事業戦略で果たす役割などについて伺いたいと思います。
はじめに梶浦先生から、Bricks& UKグループの概要をあらためて紹介していただけますか。

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