小川健太(おがわ・けんた)
小川健太税理士事務所代表税理士。1984年生 まれ。早稲田実業学校高等部 卒業。卒業後はプロの競輪選手を目指すも断念して税理士を目指す。27歳で試験に合格し、31歳で現在の事務所を開業。飲食業の顧問先は30件以上で、販促物の作成支援など独自のサービスも展開中。
小川健太税理士事務所代表の小川健太先生(写真)は、22歳から6年で税理士試験に合格。31歳で開業され、現在、飲食業に特化してご活躍です。
―― 小川先生のご経歴を伺います。
小川 高校卒業後、大学に行かずプロの競輪選手を目指していたのですが挫折し、そこから何か資格を取得して開業しようと思って、22歳から税理士試験の勉強を始めました。簿記1級からのスタートで、最初の1年間は試験勉強に専念したのですが、23歳のときに会計事務所に就職し、後に一般企業の営業職に転職、27歳で別の会計事務所に転職しています。税理士試験に合格したのは2つ目の事務所に勤め始めた27歳のときです。その事務所で実務を学び、31歳で独立しました。開業してもうすぐ5年になります。
―― 営業職の経験もあるのですね。
小川 最初の会計事務所で困ったのが、税務会計の知識がないことよりも担当先の社長と話せないことでした。試算表などの説明が終わると話すことがなくなってしまうのです。社長と対等に話せるスキルを身に付けなければ開業してもやっていけないと感じ、自動車ディーラーの営業に転身して、日々電話でアポを取って会社を訪問したり、個人宅に飛び込み営業をかけたりして経験を積みました。それによって少し自信がついたので、27歳で再び会計事務所に戻りました。
―― 勉強と仕事の両立はどのように図ったのでしょうか。
小川 残業が多かったので、平日の勉強は朝にするようにしました。勉強時間は大体4時に起きてそこから3時間です。講義は通信で受けていましたが、倍速で流すところとじっくり聞くところを分けたら効率がよかったです。
―― 開業してみてどうでしたか。