伊藤俊一税理士事務所 所長 税理士 伊藤俊一
税理士・公認会計士などの士業や個人事業主などから、年間約2000件を超える相談を受けている、伊藤俊一税理士事務所(東京都文京区)所長の伊藤俊一税理士(写真)。税理士会の支部研修等では毎年約150件以上の講演を行っている。また、会計事務所所長でありながら、租税法の研究者でもあり、資産税に関わる実務書も数多く出版している。それらの豊富な知識と実務経験を基に展開するのが、ウェブ上の質問会とオンライン実務講座からなる会員制サービス「税務質問会」だ。税務処理や手続きについて、高度なものから基本的知識まで、伊藤税理士が何でも答える。現在、会員数は約150事務所だが、登録者だけでなく、会員事務所の職員やスタッフも利用、参加ができる。事業承継などに絡む資産税の相談や、贈与、借地権、不動産などが絡んでくる税務判断など、気軽に相談できるサービスとして、急速に会員数を増やしている。今回の取材では、「税務質問会」の詳細について、伊藤氏にお話を伺った。(写真撮影 市川法子)

年間2000件以上の相談対応、150件以上の講演をこなす

―― 伊藤先生は、税理士として事務所を経営しながら、法学系の大学院で租税法の研究もされていると伺っています。その豊富な知識と実務経験を基に、税務全般における実務レベルのあらゆる疑問に答えるオンライン質問会「税務質問会」を展開されているそうですが、今日はその「税務質問会」についてお伺いしたいと思います。はじめに伊藤俊一税理士事務所と、伊藤先生ご自身の紹介からお聞かせください。

伊藤 私は開業以来、事業承継、中小企業の資本政策、相続税、土地有効活用コンサルティングについては、勤務時代から通算して、数百件のスキームを立案・実行してきました。開業後は、それらを含めスモールM&Aなどのコンサルティングやタックスプランニングを中心に、会計事務所・税理士法人などからコンサルティング案件を間接受任したり、高度な質問に対応したりするサービスを展開しています。
税理士、公認会計士、弁護士、司法書士などの先生方からは、一般的な税務処理や判断についてのご相談も多数頂いており、年間約2000件を超えています。また、税理士会の支部研修等では、毎年約150件以上の講演をさせていただいています。

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