グロースリンク税理士法人(名古屋市中村区)は、平成18年の開業以降、急速なスピードで成長を続けている会計事務所だ。医科歯科支援、経営支援、資産税案件など税務会計以外の領域も続々と立ち上げ、開業から15年目を迎えた現在、顧問先数約500件、売上高約5億円、従業員数約70名の規模にまで拡大した。短期間で名古屋を代表する事務所のひとつとして認知されるようになったことは疑いがない。同事務所の代表社員である鶴田幸久氏は「現在の規模に成長できたターニングポイントは4年前にあった」とその歩みを振り返る。そのターニングポイントとはどのようなものだったのだろうか。今回の取材では、グロースリンク税理士法人の成長の軌跡について鶴田氏にお話を伺った。(写真撮影 市川法子)

売上高5億円までに成長したポイント

―― グロースリンク税理士法人は名古屋を拠点とし、規模を拡大している会計事務所です。その順調な成長は、名古屋の新たなランドマークとして注目されているグローバルゲートにオフィスを移転したことからもうかがえます。
実務経営ニュースでは、同事務所が名称をグロースリンクに変更する以前の平成26年に取材を行っています。当時は「創業から7年で300件以上の顧問先を獲得した事務所」としてお話を伺いました。本日はグロースリンク税理士法人の代表である鶴田幸久先生に、前回の取材から現在までの7年間の歩みについてお聞きします。

鶴田 前回は創業から7年目に取材をしていただきましたが、私たちはこの9月で15年目を迎えています。
当時のお客様は300件ほどでしたが、現在は約500件となっています。お客様の数は2倍にはなっていませんが、当時と比較すると顧問先の平均単価はかなり高くなっています。社会保険労務士法人などグループ企業を含めた全体の売上は約5億円です。
従業員数はパートで働いてもらっている方々も含めると、70名近い数になっています。

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