税理士法人畠経営グループ 社員税理士 経営企画室 室長 今西威之氏
石川県金沢市の税理士法人畠経営グループは、経営コンサルティング、労務コンサルティング、事業承継サポート、ISO支援など経営に関する専門家集団として経営に関するお悩みとニーズにワンストップで対応している総合事務所である。定期的に企業検討会を開催し、グループの総合力をもって、多角的にお客様をバックアップし、経営者の理想に向かって、共に成長していくパートナーとして邁進(まいしん)している同グループ。同税理士法人の経営企画室室長である今西氏に、事務所の「組織力」を強化するための取り組みと、その先に見据える未来に向けての生産性向上の取り組みについてお話を伺った。
日々の業務を通して人間力の向上に取り組む
── 事務所の特徴についてお聞かせください。
今西 当社は総合事務所として税務会計だけの枠にとらわれない経営者の参謀としての役割も担っています。労務、資産運用、M&A戦略、ISO審査、保険、人財紹介、農業経営支援、医業コンサルティングなど、日本が抱える多面的な課題にも広く取り組んでいます。グループ全体で89名の事務所です。
── グループ全体で目指していることをお聞かせください。
今西 昨年の10月から当社のミッションを「私たちは常に『人のお手本』であり続けます」と定義しました。
当社の会長はよく、「社会にとってお手本になるような会社を目指していこう」という話をしています。難しいことですが、社員それぞれが見本となり、手本とならなければ、お客様への経営助言に際して説得力も言う資格もないと思います。当社では日々の業務を通して一人ひとりが責任感と緊張感を持ちながら人間力の向上に取り組み、お客様から見本と思っていただけるような企業集団を目指しています。
そのために、クレドの中にも社員として大切にしなければならない8つの行動基準を定めています。それは挨拶(あいさつ)や整理整頓など当たり前のことですが、誰もができることを誰もができないくらい徹底してやりきることが大切だと考えています。