対中国貿易の新たなビジネスモデル構築を目指す 日本クロスボーダー協会

日本クロスボーダー協会　名誉顧問／文化研究者、剪紙伝統工芸師、デザイナー　王 超鷹
事務局長／里坊昌俊税理士事務所 所長・税理士　里坊昌俊

中小企業の、主に対中国の輸出支援を目的とする日本クロスボーダー協会（香川県高松市）が設立された。中国の商習慣の知識不足により販路を開拓できないことから、対中国の貿易ビジネスは難しいといわれるなか、同協会では日本の製造者と中国の消費者を直接つなぐプラットフォームを構築し、日本の中小企業の中国市場への販路拡大を支援する。このプラットフォームは、日本と中国の両国で長年にわたりＣＩデザイナーやコンサルタントとして活動する王 超鷹氏の人的ネットワークをベースとしている。王氏は、中国のアリババグループをはじめ、日本・中国の数多くの上場企業へのコンサルティング実績を持ち、若年の頃から伝統工芸士、文化研究者としても活躍している。今回の取材では、同協会発足の経緯や活動内容について、同協会名誉顧問の王氏と、里坊昌俊税理士事務所（香川県高松市）所長で、同協会事務局長の里坊昌俊氏にお話を伺った。

日本の中小企業の貿易を支援する組織が始動

――　このたび、日本の中小企業の輸出支援、特に中国との貿易の支援を目的として日本クロスボーダー協会が設立されました。本日は、同協会の設立の経緯や目的、活動内容について、発起人である里坊昌俊税理士事務所所長の里坊昌俊先生と、中国・上海の伝統工芸士でデザイン／コンサルティング会社（ＰＡＯＳＮＥＴ・上海）も経営する王 超鷹先生に伺います。
まず、お二方それぞれの自己紹介からお願いします。