株式会社オービックビジネスコンサルタント 代表取締役社長 和田成史
株式会社YKプランニング 代表取締役社長 岡本辰徳

株式会社オービックビジネスコンサルタント(東京都新宿区/以下、OBC)のクラウド会計システム「勘定奉行クラウド」と、株式会社YKプランニング(山口県防府市)の経営支援型会計クラウドサービス「bixid(ビサイド)」のシステム連携が、この7月からスタートした。この連携により、「勘定奉行クラウド」と「bixid」の間で仕訳データが自動同期され、会計データ(試算表・仕訳・消費税)のチェックや修正の自動化が実現する。会計事務所の業務効率化・標準化・平準化につながり、未来会計への移行を推進する取り組みとして、今回の業務提携は注目に値する。「会計事務所×企業」をベースとした新しい経理経営支援スタイルの提案を謳(うた)う両社の思いについて、OBC代表取締役社長の和田成史氏(写真左)と、YKプランニング代表取締役社長の岡本辰徳氏(同右)に伺った。(撮影 市川法子)

会計事務所に新たなビジネスモデルを提供する業務提携

―― 本日は、株式会社オービックビジネスコンサルタント(以下、OBC)代表取締役の和田成史社長と、株式会社YKプランニング代表取締役の岡本辰徳社長にお話を伺います。
この7月、OBCのクラウド会計システム「勘定奉行クラウド」と、YKプランニングの経営支援型会計クラウドサービス「bixid(ビサイド)」のAPI連携がスタートしました。今回の業務提携によって、両社は「会計事務所×企業」をベースとした新しい経理経営支援スタイルを提案していくとお聞きしています。
そこで本日の取材では、お二人に今回の業務提携に至った背景や目的、システム連携の具体的な内容と会計事務所・顧客企業にもたらされるメリット、新たなビジネス展開の可能性などについて伺いたいと思います。
まずは、「勘定奉行クラウド」と「bixid」それぞれの特徴や開発の経緯について、簡単に紹介していただけますか。和田社長からお願いします。

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