税理士法人ネイチャー国際資産税 代表税理士 芦田敏之

税理士法人ネイチャー国際資産税(東京都中央区)は、資産運用や相続対策を中心とする国際税務コンサルティングに特化した会計事務所である。グローバル化に伴い国際税務コンサルティングのニーズが高まるなか、国際税務における圧倒的な情報力と知見、地道に培ってきた国際ネットワークを武器に富裕層向けのビジネスを展開。M&Aなどのコンサルティングを行う株式会社ネイチャーFASと合わせて70名以上のプロフェッショナルファームへと急成長を遂げている。最近は国内資産を持つプチ富裕層までマーケットを広げ、国際資産税分野でのさらなる拡大を図っている。同グループのビジネスと経営戦略について、代表税理士の芦田敏之氏(写真右)と、経営企画部の高平七海氏(同左)、早坂美里氏(同中央)に伺った。(写真撮影 市川法子。ネイチャー国際資産税東京オフィスにて撮影)

オーナー特化型資産税事務所として急成長

―― 本日は、富裕層の資産税に特化している税理士法人ネイチャー国際資産税の代表税理士である芦田敏之先生と、経営企画部の高平七海氏、早坂美里氏にお話を伺います。
ネイチャー国際資産税は、富裕層向けの国際資産税案件に特化したサービスにより急成長している事務所です。弊誌では昨年4月号でも同事務所を取材し、「日本一働きやすい会計事務所」を実現するための取り組みについてお聞きしました。今回の取材では、その経営戦略について伺いたいと思います。
まず、貴社のこれまでの歩みについて、あらためて紹介していただけますか。

芦田 税理士法人ネイチャー国際資産税は、平成24年に私が大手税理士法人から独立して設立した事務所です。今年で9年目になります。当初はその名のとおり、海外に資産を保有する超富裕層を主な顧客とし、国際資産税に特化した事業を展開していました。
最近は、国内に資産を持つプチ富裕層にまで顧客を広げ、オーナー特化型資産税事務所として国内外の税務アドバイザリー、相続・事業承継コンサルティングなど、幅広いサービスをご提供しています。
グループ会社として、M&Aなどのコンサルティングを行う株式会社ネイチャーFASがあります。2法人で社員数約70名規模のネイチャーグループを形成し、クライアントの多様なニーズにお応えしています。

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