マネジメント・サポート株式会社 代表取締役 松富 智春
株式会社HAYAWAZA 代表取締役 大河内信人
営業部営業統括 河野 雅弘
マネジメント・サポート株式会社(熊本県熊本市)は、平成17年創業の記帳代行・経営コンサルティング会社である。創業者で代表取締役の松富智春氏(写真右)は、顧客企業を「倒産させない」という信念のもと、併設の税理士事務所と行政書士事務所やさまざまな士業と連携してワンストップサポート体制を敷いている。IT活用による業務効率化にも早くから取り組んでいる同社が、さらなる生産性向上に向けて導入したのが、インターネットバンキングの入出金データやエクセルのデータをさまざまな会計ソフトの伝票に高速変換する自動仕訳ソフト「HAYAWAZA」である。今般の新型コロナ禍の影響を受け、導入件数が急増している「HAYAWAZA」のメリット、会計事務所のIT化の必要性や課題などについて、松富氏と、「HAYAWAZA」を開発した株式会社HAYAWAZA代表取締役の大河内信人氏(写真左)、同社営業部営業統括の河野雅弘氏にお話を伺った。(撮影 市川法子)
「倒産させない」という信念で中小企業を支援
―― マネジメント・サポート株式会社は、熊本県でも成長著しい記帳代行・経営コンサルティング会社です。同社は税理士事務所や行政書士事務所を併設し、弁護士や公認会計士などさまざまな士業とのネットワークも生かして、顧客企業にワンストップサポートを提供しています。
ITの活用による業務効率化にも積極的に取り組んでいて、1年前には自動仕訳ソフトウエアの「HAYAWAZA」を導入し、同社の創業者で代表取締役の松富智春氏が特に力を入れている中小企業支援のさらなる強化を図っています。
弊誌2020年6月号のインタビュー記事でもご紹介したように、「HAYAWAZA」はインターネットバンキングの金融機関データやエクセルデータを高速に取り込み、さまざまな会計ソフトの伝票に自動的に変換するソフトウエアです。従来の手入力によるミスをなくし、照合作業の負担を軽減して、人件費などのコストを抑えることができます。
開発元の株式会社HAYAWAZAは会計事務所を母体とし、経理や販売管理などのソフトウエアの企画・開発・販売を行っています。代表取締役の大河内信人氏は、「HAYAWAZA」の前身に当たる「早業BANK8」の開発責任者で、自動仕訳ソフトウエアによる「仕訳のロボット化」を目標に掲げています。
本日は松富社長と大河内代表、そして株式会社HAYAWAZA営業部営業統括の河野雅弘氏に、会計事務所のデジタル活用による生産性向上の必要性や、「HAYAWAZA」の導入メリットなどについて伺います。
まずは松富社長から、貴社の概要を紹介していただけますか。