TKC全国会 会長/TKC全国政経研究会 会長/税理士法人坂本&パートナー 代表 税理士 坂本孝司

TKC全国会は、租税正義の実現を目指し、関与先企業の永続的繁栄に奉仕するわが国最大級の職業会計人集団で、全国約1万1000名の職業会計人(税理士・公認会計士)が名を連ねている。TKC全国会第7代会長の坂本孝司氏(写真)は、20代で税理士事務所を開業すると同時にTKCに入会。以来、TKC会員事務所として、地元静岡県浜松市を中心に、中小企業の経営支援に取り組みながら、全国会の活動にも積極的に参加し、大きな功績を上げてきた。同氏は中小企業支援の実務家であると同時に、太田・黒澤賞を受賞した一線級の研究者でもある。2019年の6月には、税理士の社会的地位の向上を目的に、新著「税理士の未来︱︱新たなプロフェッショナルの条件」(中央経済社)を上梓。税理士の現状を踏まえながら、税理士の「未来のあるべき姿」を理論的かつ実務的に明らかにした。今回の取材では、坂本氏にご自身の歩みを振り返っていただきつつ、税理士の職務と果たすべき役割、新時代の新たな税理士像についてお話を伺った。(撮影:市川法子)

巨大税理士集団の先導者

―― TKC全国会会長の坂本孝司先生にお話を伺います。
本日(令和元年11月14日)はこの取材のあと、グランドホテル浜松で2日間開催される「TKCニューメンバーズフォーラム」で講演をされる予定だと伺っています。お忙しいなか、お時間を頂きありがとうございます。

坂本 「TKCニューメンバーズフォーラム」は、全国会のニューメンバーズサービス委員会や、全国会の正副会長会などの皆さんが、入会3年以内の会員の皆さんを歓迎し、叱咤激励する会です。今日は、私から全国会の方向性についてお話しし、その後、先輩方が各テーマに分かれて、苦労話や成功までのプロセスをお話ししていきます。
職業会計人としての人生を成功させるため、会員の皆さんをできる限り支援する。それがTKC全国会の基本です。このフォーラムは、会員一人ひとりの苦労を皆で共有する、家族のようなお付き合いをもう一度確認するための2日間となります。

こちらは 実務経営研究会会員 用記事です
すべての記事が読める「実務経営研究会会員(有料)」へご登録いただくと続きをご覧いただけます。