株式会社エムアイエス 代表取締役 三原 淳
営業部 部長代理 米山貴裕

株式会社エムアイエス(本社:神奈川県横浜市)は、全国に550店舗のコインランドリーFC「mammaciao(マンマチャオ)」を展開する企業である。「mammaciao」という名称には、創業者で代表取締役の三原 淳氏の「働く日本のお母さんを元気にしたい」という思いが込められている。その実現に向け、女性が気軽に利用しやすい清潔・安全な店舗づくり、節水・節電・時短をうたったエコランドリー、IoTを駆使した運営の自動化、いち早い電子マネー決済への対応などの取り組みにより、月間10店ペースで出店数を伸ばし続けている。今回の取材では、それらの取り組みの詳細や会計事務所との連携強化の目的などについて、三原氏と営業部部長代理の米山貴裕氏にお話を伺った。(写真撮影:市川法子)

全国にコインランドリーを550店舗FC展開

―― 株式会社エムアイエスは、コインランドリー「mammaciao(マンマチャオ)」を全国にFC展開している企業です。
 節水・節電など環境に配慮した「エコランドリー」、女性が入りやすい清潔・安全な店舗づくり、IoTを活用した店舗運営や電子マネー対応などにより、月間10店舗以上のペースで出店数を伸ばしています。
 コインランドリー経営は、女性の家事労働の負担軽減につながる社会貢献性の高い投資であるだけでなく、節税スキームのひとつとしても注目されています。本日は、同社代表取締役の三原淳社長に、「mammaciao」の特徴、節税対策や投資対象としてのメリットなどについて伺いたいと思います。
 まず、貴社の沿革をお聞かせください。
三原 当社の創業は平成12年9月です。資本金500万円の有限会社で、妻と2人で社員ゼロ、事務所は自宅アパートというスタートでした。
―― 創業当初からコインランドリー事業を展開されていたのですか。
三原 もともとはコインランドリー用の洗濯機を米国から直輸入し、コインランドリーを経営したい人に直接販売していました。
 「mammaciao」の1号店ができたのは、平成12年12月です。翌年、横浜市の青葉台に直営店を出し、事務所もその裏に移転しました。このとき社員を1人入れて、3人になりました。その後、横浜市に直営店をいくつか出店し、平成16年に株式会社に組織変更しました。平成18年には、本社を横浜市都筑区北山田に移転しました。この頃は10人規模になっていました。
―― 現在の店舗数はどのくらいですか。
三原 550店舗を展開しています。北山田の本社に加え、昨年3月には東京・汐留に東京本部を新設しました。また、埼玉県三郷市にPDIセンターがあります。
―― どのようにしてFC加盟者を増やしてきたのでしょうか。
三原 創業当時、インターネットへの接続環境は従量料金制のダイヤルアップ接続が主流でしたが、この頃から自社のホームページを開設して集客しました。
 コンテンツは2ページしかなく、「お問い合わせ」をクリックするとメールソフトが立ち上がるというものでしたが、それでも結構お客様を獲得できました。今も最も多いのはホームページからの集客です。

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