スリーイノベーション株式会社の向井裕二代表と税理士法人KJグループの久保篤彦代表

顧問先黒字化率7~8割の会計事務所

―― 本日は、MAS監査サービスへの取り組みについて、税理士法人KJグループの久保篤彦代表、足立和隆課長、そしてMAS監査担当の菅本智泰さん、古味千昌さんにお話を伺います。
また、KJグループのMAS監査サービスを導入しているスリーイノベーション株式会社の向井裕二代表にもお話を伺います。
まずはKJグループのこれまでの歩みについて、久保代表にお伺いします。

久保 私は、大学卒業後にダイエーへ入り、米国留学を経て、知り合いが経営する紳士服チェーン店に後継者として入社しました。しかし、経験の浅さから4年で退社することになりました。一念発起して税理士を目指したのが30歳のときです。
会計事務所に勤めながら試験勉強に取り組み、5年で何とか資格を取得しました。そして平成8年に、自宅で久保総合会計事務所を開業しました。
開業時の顧問先様は7件です。最初のころは副業として専門学校の講師をしていましたが、幸いにもお客様が順調に増え、平成14年には自社ビルを建てるまでになりました。
その後は、コンサルティング会社や、妻が代表を務める社労士事務所など複数の法人を設立して、会計事務所グループを組織していきました。
現在は、税理士法人と社労士事務所を中心に、税理士法人ではできないMAS監査サービスなどの業務を個人で行っています。スタッフ数は、KJグループ全体で20名ほどです。

―― 貴社の経営理念についてお聞かせください。

久保 「顧問先様の全社黒字決算を目指す」ことが当グループの経営理念です。
以前に、グループの将来像や目標を社員と共有しようと、社員に意見を募ったことがありました。そのときに経営理念についても聞いてみたのですが、顧問先様の黒字化を目標にしたいという意見が最も多かったため、これをキーワードにしました。現在、顧問先様の黒字化率は7~8割になります。

―― 黒字化率7〜8割は、大変素晴らしい成果ですね。

久保 ありがとうございます。

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