東口会計事務所 所長 税理士・行政書士 東口哲夫
税理士 東口晃三

東口会計事務所(奈良県奈良市)は、歴史ある街並みが印象的な船橋商店街にある老舗会計事務所である。昭和16年の開業以来、80年近くにわたり地域の中小企業をサポートし続けており、顧問先数は約500件、創業者の教師時代の教え子の店の大半が顧問先になっている。所属する5名の税理士は全員が身内という税理士一家の事務所で、20代の若手から70代のベテランまで、幅広い層の職員約30名が在籍する。顧問先の経営者に親身になって寄り添うことを信条としており、提供するサービスは会計・税務にとどまらず、起業支援から資金繰り、相続対策まで多岐にわたる。今回の取材では、創業者から数えて3代目の所長である東口哲夫氏と、4代目となる東口晃三氏に、地域企業に向き合う姿勢や、会計事務所のゴーイングコンサーンについてお話を伺った。(写真は右から松村吉映先生、東口哲夫先生、東口晃三先生、松村真良先生。写真撮影:市川法子)

身内から5名の税理士戦前から3代続く東口会計事務所

―― 本日は奈良県奈良市の東口会計事務所にお邪魔しています。船橋商店街という歴史のある商店街に面しており、創業者である
東口保見先生の教師時代の教え子の店の大半が顧問先という、まさに地域密着型の会計事務所です。事務所の歴史は長く、開業は昭和16年だと伺っています。
本日はその東口会計事務所の取り組みについて、東口哲夫所長と、ご子息の東口晃三先生にお話を伺います。まずは、事務所の沿革からお願いいたします。

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