【スマホ世代にも響く教育ツール「戦略MGマネジメントゲーム」第3次ブーム】識者が語る令和時代の経営者教育と 「戦略MGマネジメントゲーム」の効果的活用法
左から、小林静史代表(戦略MGグループ)、髙井法博先生(税理士法人TACT高井法博会計事務所)、望月宗敬先生(のぞみ総合経営グループ)、堀田友三郎先生(東海学園大学)、植松正美先生(税理士法人植松会計事務所)、長山 宏先生(株式会社カクシン)
ゲームで経営を疑似体験しながら、経営戦略思考や実務に役立つ会計思考を学ぶことができる教育ツール「戦略MGマネジメントゲーム」(登録商標。以下「戦略MG」)は、開発から40年を迎えた現在、第3次ブームを迎えている。ブームの鍵となっているのは、幅広い世代の心をつかむゲーム体験の面白さと、eラーニングを凌駕する教育体験の深さにある。今回の取材では、「戦略MG」を経営指導や教育に活用している会計人、教育者の皆さんにお集まりいただき、令和時代を勝ち残る経営者の育て方、「戦略MG」の効果的な活用法などについて伺った。(写真:市川法子)
第3次ブームを迎えた「戦略MG」
―― 教育ツール「戦略MGマネジメントゲーム」(以下、「戦略MG」)は第3次ブームといわれ、会計業界でも注目されています。顧問料の低廉化と顧問先数の減少が続くなか、より顧客の経営にコミットして支援するためのツールとして、「戦略MG」を活用する会計事務所が増えています。
そうした背景もあって、弊誌6月号に掲載した「戦略MG」の記事は大きな反響を呼びました。記事を読んでくださった会計人の皆様から、「『戦略MG』を事務所でどのように展開すればよいか」「職員に『戦略MG』をどう指導していくべきか」といったお問い合わせを頂きました。
そこで今回は第2弾として、戦略MG全国会の会員の先生方にもご参加いただき、どのように「戦略MG」を活用し、顧客を指導しているかについて、お話を承りたいと思います。
「戦略MG」が事務所の成長戦略の柱に
―― 本日は、戦略MGグループの小林静史代表、株式会社カクシンの長山 宏先生のほか、4人の先生方にお集まりいただいています。
まずは、長野県ののぞみ総合経営グループを率いる望月宗敬先生から自己紹介をお願いします。望月先生は戦略MG全国会の会長を務めていらっしゃいます。
望月 私は長野県松本市で開業して48年目になります。現在は長野市と松本市に事務所を構える税理士法人のぞみを中心に、8つの組織で構成されるグループを展開しています。